昨日午後から天気が崩れ、そのため読書とTVを見る一日となった。
昼食後、天気予報で午後から天気が悪くなり前線の通過により大雨が降るという話もあった。
食後、TVのデータ放送で、天気図やレーダー画像を見ると、強い雨雲が神戸辺りにあり、数時間後には、大阪に来るだろうと予想した。
昼食後は、まだ曇天だったので、急いで不足している食料品の買出しに少し離れているスーパーに出かけ、食材をかなり安く仕入れることが出来た。
スパーを出て、家に戻る頃には雨がポツポツ降り始め、雨が本降りになった。
家に帰宅して、することも無いのでラジオで音楽を聴きながら本を読み始めた。
カルチャーラジオの「江戸から考える 日本人の心」(大石学)だ。
断片的に知っていることも多かったが、初めて聞く話も多くある。
何より、体系的に視点を据えて江戸時代を分析すると非常に面白い構造の実態が見えてくる。
例えば、「官僚になった武士」に絡んで由井小雪、宮本武蔵、柳生但馬守宗矩、幡随院長兵衛とかぶきものや奴、といった話や鍋島騒動や大久保彦左衛門といった、講談でおなじみの実在の人物の話を、武士という武力集団による未開ともいえる「武断政治」から、武家諸法度を基にした文治政治、法令を中心とした国家とその専門家である官僚への構造転換という文明化の視点で見ると、すべてその背景や構造が見えてきて、歴史的にすっきりと江戸社会の一断面を見通せる。
三代将軍家光の頃になると、武士は「一所懸命」と命がけで自分の領地支配をするものであったのが、大名も国替えは当たり前となり、大名の部下の藩士も藩士が村から直接年貢を取り立てる、地方知行(じかたちぎょう)は制限され、藩からの俸禄に移行するところも多くなったという。
この本を読んでいて、江戸と火災とか、鎖国とか経済や大岡越前の実像や教育といった、さまざまな視点から江戸時代を分析していて、江戸時代が封建的な停滞した社会でなく、ダイナミックな時代であったことが分かった。
江戸時代の庶民の教育水準は、世界的に見ても、非常に高かかったようだ。
昨日は、雨が上がったので、ファストフードにも行き、気分を変えて本を読み続けた。
そのときに読んだ箇所が、「江戸時代の小さな政府」と「新選組」(未完)だった。
江戸時代の小さな政府では、八代将軍吉宗の時代に登場した、尾張藩主徳川宗春のことが書かれていた。
宗春のことも、それまでのTV等の教養番組かクイズ番組で見たことがあり、名古屋で芸事が盛んな理由に関連して、少し知識はあったが、将軍との確執等はしらなかった。
しかしこの本を読んで、その根底の構造問題がわかった。
将軍と宗春は真正面から対決し、当然のことながら、宗春は敗れ、その後一生蟄居謹慎の身となった。
その夜食後、TVを見ていて、宗春のことが放送されると気付き、NHKの「歴史秘話ヒストリア」を見た。
そういえば、以前から宗春関連の予告番組を何度か見ていたが、宗春の話とは、気付いていなかった。
その番組を見た。驚いたことに、本で読んだことがすべて映像化されていた。
番組の最後のほうで、宗春の墓にまで金網がかぶせられていたシーンがあったが、このことは本に載ってなかったと思ったが、念のためテキストを見ると、その記述があった。
私が、読んだ内容の一部を忘れていたのだ。
番組を見終わった後、映像で見るとよく分かるが、本を読むと映像の数分の一以下の時間で概念的・構造的なことは理解できることが分かった。
しかし図表やマンガにすると、文章よりはるかに理解しやすいことが多いのも事実である。
マンガとアニメは時間軸の有無の違いがある。
絵画や写真と、映像・映画の表現の差と同じであろう。
昼食後、天気予報で午後から天気が悪くなり前線の通過により大雨が降るという話もあった。
食後、TVのデータ放送で、天気図やレーダー画像を見ると、強い雨雲が神戸辺りにあり、数時間後には、大阪に来るだろうと予想した。
昼食後は、まだ曇天だったので、急いで不足している食料品の買出しに少し離れているスーパーに出かけ、食材をかなり安く仕入れることが出来た。
スパーを出て、家に戻る頃には雨がポツポツ降り始め、雨が本降りになった。
家に帰宅して、することも無いのでラジオで音楽を聴きながら本を読み始めた。
カルチャーラジオの「江戸から考える 日本人の心」(大石学)だ。
断片的に知っていることも多かったが、初めて聞く話も多くある。
何より、体系的に視点を据えて江戸時代を分析すると非常に面白い構造の実態が見えてくる。
例えば、「官僚になった武士」に絡んで由井小雪、宮本武蔵、柳生但馬守宗矩、幡随院長兵衛とかぶきものや奴、といった話や鍋島騒動や大久保彦左衛門といった、講談でおなじみの実在の人物の話を、武士という武力集団による未開ともいえる「武断政治」から、武家諸法度を基にした文治政治、法令を中心とした国家とその専門家である官僚への構造転換という文明化の視点で見ると、すべてその背景や構造が見えてきて、歴史的にすっきりと江戸社会の一断面を見通せる。
三代将軍家光の頃になると、武士は「一所懸命」と命がけで自分の領地支配をするものであったのが、大名も国替えは当たり前となり、大名の部下の藩士も藩士が村から直接年貢を取り立てる、地方知行(じかたちぎょう)は制限され、藩からの俸禄に移行するところも多くなったという。
この本を読んでいて、江戸と火災とか、鎖国とか経済や大岡越前の実像や教育といった、さまざまな視点から江戸時代を分析していて、江戸時代が封建的な停滞した社会でなく、ダイナミックな時代であったことが分かった。
江戸時代の庶民の教育水準は、世界的に見ても、非常に高かかったようだ。
昨日は、雨が上がったので、ファストフードにも行き、気分を変えて本を読み続けた。
そのときに読んだ箇所が、「江戸時代の小さな政府」と「新選組」(未完)だった。
江戸時代の小さな政府では、八代将軍吉宗の時代に登場した、尾張藩主徳川宗春のことが書かれていた。
宗春のことも、それまでのTV等の教養番組かクイズ番組で見たことがあり、名古屋で芸事が盛んな理由に関連して、少し知識はあったが、将軍との確執等はしらなかった。
しかしこの本を読んで、その根底の構造問題がわかった。
将軍と宗春は真正面から対決し、当然のことながら、宗春は敗れ、その後一生蟄居謹慎の身となった。
その夜食後、TVを見ていて、宗春のことが放送されると気付き、NHKの「歴史秘話ヒストリア」を見た。
そういえば、以前から宗春関連の予告番組を何度か見ていたが、宗春の話とは、気付いていなかった。
その番組を見た。驚いたことに、本で読んだことがすべて映像化されていた。
番組の最後のほうで、宗春の墓にまで金網がかぶせられていたシーンがあったが、このことは本に載ってなかったと思ったが、念のためテキストを見ると、その記述があった。
私が、読んだ内容の一部を忘れていたのだ。
番組を見終わった後、映像で見るとよく分かるが、本を読むと映像の数分の一以下の時間で概念的・構造的なことは理解できることが分かった。
しかし図表やマンガにすると、文章よりはるかに理解しやすいことが多いのも事実である。
マンガとアニメは時間軸の有無の違いがある。
絵画や写真と、映像・映画の表現の差と同じであろう。