SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

人を見る犬

2015-03-15 21:35:56 | 犬のおはなし
今日はニコニヤじゃなくて、近所の犬のお話。

「あ~、あの柄の悪い子たちのことね。」

いや~、あの子たち柄が悪いどころかスーパーエリートの雰囲気だったんだけどねえ。

「あの子たち」というのは、いつも近所の公園で会うボーダーコリー2頭のこと。
ちょっと写真がないんですが、2頭のうちの1頭はこちら。

「こんにちは。ブログ主に名前を教えてないから名乗れないよ。」

2頭のボーダーコリーさん達は、いつもうちのオットくらいの年齢の男性と散歩に来ていて
それぞれに口にフリスビーをくわえ、わき目も振らずに飼い主さんの隣にピタリとついて歩き
公園に着くと、飼い主さんとフリスビー以外には目もくれずに走り回り続けるという
ボーダーコリーの鏡のような、訓練の行き届いた子たちです。

ニコニヤがそばを通って、挨拶しようとしても全然興味ナシという感じで知らん顔。
まあトラブルとは無縁の子たちだし、それはそれでいいやと思っていたんですよ。

それが・・・・・

「あ、ニコちゃんあの子たちよ。」「ホントだ~。うるさいから見ないふりしとこうね。」

最近ね、この飼い主さんの男性に代わってティーンエイジャーの息子さんが散歩に来るようになったんです。

そしたら、あの規律を絵に描いたようだった犬たちが、リードをグイグイ引っ張って好き勝手に歩き
他の犬を見つけたらガウガウ吠える吠える!

最初「ええっ!?あのボーダーコリー達だよねえ?もしかして模様が似てるけど別犬?」と目を疑ったほど。
上の写真の通り、1頭はけっこう特徴のある模様だし、もう1頭も体は真っ白で耳から目にかけてだけが白いという
覚えやすい模様だったので、やっぱりあの子達だよねえ、どうしたんだ一体?という感じ。

飼い主息子さんが四苦八苦しながら戻っていったお家を見たら、やっぱり間違いなくあの子たち。

すごいですよね~。犬は確かに人を見るけれど、ここまで極端なのも珍しいんじゃないの?と驚きました。
別の日にお父さんが散歩させてると、またまた別犬のようにきちんとしてるんですよ。

あまりのことに「あの~、息子さんが散歩させてると違う犬みたいになって苦労なさってるみたいだけど」って
一言教えてあげたほうがいいだろうか?いや、それも余計なお世話かも、もうわかってるかもしれないし、とか
いろんなことを考えてしまいました。


「でも最近はちょっとマシになったよね。」

うん、さすがに息子さんもこれじゃいかんと思ったのか、お父さんに指導を受けたようで
まだ苦労はしているけれど、以前とは全然違う態度で積極的に犬たちに向かっている感じ。
犬たちは「お、お前もやればできるじゃん。」という感じで、やっぱりまだナメてる雰囲気なのですが
少なくとも、すれ違った犬にやたらと吠えることは止めました。

賢い犬ほど、人間のダメな部分を即座に見抜いてしまうし、難しいですよね。
あんなに丸っきり違う態度を目の当たりにして、色んなことを考えさせられました。



人気ブログランキングへ
「なんでもいいから吠えないでよね。」「ガウガウはんたーい!」
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする