ロサンゼルスは、常夏ではないのよw

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サルベーションアーミー

2004年11月23日 08時48分04秒 | 雑談 Misc.
最近、サルベーションアーミーから「年末にかけて募金を御願い」という手紙が届いた。
7月末にあった嫌なでき事を思い出した。

私の担当する学生で癌になった子がいて、3ヶ月くらいこちらで治療をした結果、やはり日本に帰ることになった。家具類も何もかもこちらに置いていくので、捨てるくらいならサルベーションアーミーに寄付しようということになって、私がアポをとったり、リストを送ったり、前日電話をかけたりして、できることはしたつもりだった。

でも、当日。ピックアップに来たトラックのドライバーが家具などを一瞥した後、「2階にあるから引き取れない」ときびすを返したのだ。あらかじめ言われていたら、当然すべて下に運んだ。もう一度アポを取り直して、その日は下に運んでおけ、と言う。でも、翌朝には日本に出発する状態。一緒に運んで下さいと懇願してもだめ。睨まれておしまいだった。今から運んで、サルベーションアーミーとメモでも張って、もう一度電話しろとのこと。そしたら、本人がいなくても引き取ってやるから、と言われた。そんな心のない人に寄付するくらいなら、捨てようということになって、3人で運んだら、ものの7分くらいですべて下に運ぶことができた。

サルベーションアーミーは、人助けをうたい文句にしているはず。元気な人の人生のたかが7分くらいを、どうしてもわけてくれることができないんだろう。あんなに悲しくなり、また、「やっぱりアメリカ人はだめだ」と情けなくなったことはひさしぶりだった。

全部運んでいる時に、下の階の人がアパートから出て来た。事情を話したら、手伝ってくれるという。彼女達は、モルモン教の使者のようだったが、自分達からそれを名乗ることはしなかった。しかも、サルベーションアーミーの悪口も言わなかった。ただ黙々と運び、それをちゃんと自分達の教会を通して寄付することを約束し、しかも、掃除をしようかと自分達から言い出してくれた。
私、常日頃きりスト教には良い感情を持っていないんだけど、この人たちは本当に見返りを期待しない奉仕の心で手伝ってくれて、素晴らしかった。

…ということを思い出して、サルベーションアーミーに苦情というか「こういうことがあり、とても悲しく、また情けなく思った。世の中には、理由があってサルベーションアーミーに寄付したくないと考える人も存在するのだということを理解してほしい」と手紙を書いた。

泣き寝入りしなくて気分が良かった。今年心に抱えて悶々としていることは、今年中に解決しよう、と改めて思った。

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