ミネソタ州ミネアポリスで、偽の小切手を使用したとして逮捕されたジョージ・フロイドさん。逮捕時無抵抗であったにもかかわらず、地面にねじふせられ、警察官が首をひざで押さえつけ、「息ができない」と叫んだにもかかわらず首に圧力をかけ続けたためにフロイドさんが亡くなってしまう、という事件が発生しました。
フロイドさんが黒人、ひざ警察官が白人だったことから、人種差別ですぐにデモが始まり、全米に広がり、各地であっという間に暴徒化。さらに、デモの主義主張からは完全にずれて、お店のドアや窓を壊して侵入し、次から次へと商品を盗む人がたくさん現れ、それがミネアポリスだけではなく全米に広がってしまっています。
私はロサンゼルスから23キロくらい離れたところに住んでいるのですが、昨日ロサンゼルスでデモ、暴動が発生。昨日今日とビバリーヒルズとかサンタモニカでもデモ、暴動が発生し、ロサンゼルス中心部では土曜日の夜から日曜日の朝まで夜間外出禁止令が出されました。
そして、今日は私の住むロングビーチでもデモが行われました。デモそのものは静かに淡々と行われたようで良かったのですが、一方でお店を損壊、侵入して商品を盗む人たちが現れ、ついにロングビーチで夜間外出禁止令が発令されちゃった・・・と思っているうちにあっという間にロサンゼルス郡全体で今日の夕方6時から明日の朝6時まで夜間外出禁止です。
昨日の時点でカリフォルニア州は非常事態宣言を出し、とても残念ですがロサンゼルス市長がNational Guardに出動を要請したので、けが人、死者が出る可能性が高くなったか、と思います。
おととい金曜日にやっとモールやお店などが再開したばかり。暴徒化した人たちが泥棒に入れるように再開してしまったかのようで、残念です。
ニュースで映像を見ると、とても悲しくなります。
警察、地域経済、同じコミュニティーの人たちへの敬意が見られない。
ひどい場合は、道でたまたま横に止まった車の窓ガラスを割る馬鹿までいて、やっぱりアメリカって非常時に本当の色が出るな、とがっかりします。
これまでコロナで散々外出禁止が続き、しかも経済的に立ち行かなくなったり、失業したりして疲弊している人たちの怒り、いらいらが一気に出ているのは分かりますが、お門違いの暴力は許されるものではないですよね。
やっとお店が開くんだ(行かないけど)と思ったら、別の外出禁止令・・・しかも、これだけの人数が集まって大声で叫んだりしたら、コロナ感染者はまた増えるのだろうとがっかりです。
朝晩の犬の散歩は明日からどうしよう。今日は、5時17分に6時からの外出禁止令が出てしまったのであたふたと犬を外に連れ出しましたが、子供と一緒に行くのはためらわれたのでしぶしぶ夫と散歩したんだけど(笑)
これで、職場での出勤再開はさらに延びるでしょう。もう、出勤再開しなくても良くない?職場より家のほうがはるかに仕事はかどるし。
追記:お店の破壊と強奪、ロングビーチがホットスポットと呼ばれるほどひどい状況になってしまいました。下記のニュースチャンネルでライブ映像を見ることができます(回し者ではありません)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます