森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

コミュニケーショーンリテラシー

2007年06月12日 07時11分15秒 | 過去ログ


昨日は、実習巡回日程の調整、授業資料、会議&会議で終日。
会議のなかでは、どのように研究の水準を上げるかという研究所運営の議論と、そ後は、教育改善の議論をした。

教育改善では、コミュニケーションリテラシーについて提言した。

昨今、ことばはたくみに操ることができるが、メールな世の中、インターネットなよのなか、ことばなしでの他者のこころを読み取る、そして、その時々にどのように振舞うかのスキルが本当に乏しい。

なんとかなる、なんとかなってきたの「豊かさ」の代償は大きい。

本来、メールやインターネットは「社会性」を持つ大人の情報入手のリテラシーなんだが、それがない子供まで氾濫すると、これは根深い。

しかし、保育料や給食費の未払いなど、豊かさの代償は大人まで来ている。
その子供たち(未来の大人)はどんなこころになるのだろう。
こわい、こわい。


文字では「こころ」は伝わらないし、違った解釈が生まれ、妄想が生まれる。
絵文字なんかも使うが、それが相手の表情ではない。
時間もなければ空間もないんだ。

表情を読み、こころを察する。
そして、どう行動・言動をとるか、考える。

それがないから、実習では、相当に苦労している。
そんな言動が学生からくると、それはさびしい。

いずれにしても、そのメスを入れたい。

担任制からチューター制へ、も検討したい。


学生は素直だ。ただ、どのように振舞えばいいのかのスキルがない。
そのスキルは認知、メタ認知から生まれるし、どのように注意を向けるかで変わる。
情意の問題ではないし、情意だったとしても、それは脳の神経回路をかえれば、かわる。

脳を勉強していれば、それはわかる。



さて、今日は授業と会議で6コマある。
単純換算すると・・・になる。


がんばるしかない。


写真は、いまはなき、第一講義棟前の斜面(丘)のシロツメグサ、きれいだ。
第3講義棟(看護医療学科)の建築が始まった。

過去は過去、第1講義棟と第3講義棟の間がお洒落な光あるれる中庭になってもらいたいものだ。