平成19年度奈良県言語聴覚士会 特別講演会
日時:平成19年6月17日(日) 14:00~15:30
場所:奈良市北部会館
内容:運動と言語―神経科学の観点から―
対象:奈良県言語聴覚士会 会員、関係職種および学生
講師:森岡 周(畿央大学)
※ 150名の定員に達したようです。
昨日は、実習巡回日程の調整、授業資料、会議&会議で終日。
会議のなかでは、どのように研究の水準を上げるかという研究所運営の議論と、そ後は、教育改善の議論をした。
教育改善では、コミュニケーションリテラシーについて提言した。
昨今、ことばはたくみに操ることができるが、メールな世の中、インターネットなよのなか、ことばなしでの他者のこころを読み取る、そして、その時々にどのように振舞うかのスキルが本当に乏しい。
なんとかなる、なんとかなってきたの「豊かさ」の代償は大きい。
本来、メールやインターネットは「社会性」を持つ大人の情報入手のリテラシーなんだが、それがない子供まで氾濫すると、これは根深い。
しかし、保育料や給食費の未払いなど、豊かさの代償は大人まで来ている。
その子供たち(未来の大人)はどんなこころになるのだろう。
こわい、こわい。
文字では「こころ」は伝わらないし、違った解釈が生まれ、妄想が生まれる。
絵文字なんかも使うが、それが相手の表情ではない。
時間もなければ空間もないんだ。
表情を読み、こころを察する。
そして、どう行動・言動をとるか、考える。
それがないから、実習では、相当に苦労している。
そんな言動が学生からくると、それはさびしい。
いずれにしても、そのメスを入れたい。
担任制からチューター制へ、も検討したい。
学生は素直だ。ただ、どのように振舞えばいいのかのスキルがない。
そのスキルは認知、メタ認知から生まれるし、どのように注意を向けるかで変わる。
情意の問題ではないし、情意だったとしても、それは脳の神経回路をかえれば、かわる。
脳を勉強していれば、それはわかる。
さて、今日は授業と会議で6コマある。
単純換算すると・・・になる。
がんばるしかない。
写真は、いまはなき、第一講義棟前の斜面(丘)のシロツメグサ、きれいだ。
第3講義棟(看護医療学科)の建築が始まった。
過去は過去、第1講義棟と第3講義棟の間がお洒落な光あるれる中庭になってもらいたいものだ。