月曜は和歌山の病院に実習地訪問、学生も順調に進んでいるようだ。表情を見れば、ある程度認知できる。
こんなとき、体育会系同士だとうまくいく。意識の閾値が共鳴しあう。
やはり、脳は他者の意識、思考、感情へ相当の神経細胞がとられ、その注意の共鳴がよりより実習を創発する。
お互いが、自分のこと(思考、意識、志向性)ばかり考えたら共鳴しない。
学生も自分が実習をうまくいくことばかり考えている傾向がある。まだ恵まれている。
今日の授業じゃないが、自分の運動ばかり意識してもしょうがない。「到達運動」と「指差し」は、肩の筋電図分析や運動学的分析をすれば同じかもしれないが、前者は自分が環境にどう相互作用するかの視点(自己中心的視点)であり、後者は自分が他者とどう相互作用するかの視点であり、自分の意識を他者に向ける(知らせる、そして求める)という意味である。その媒介となるのが、道具(心理的道具)なのである。
これによって、心(心的関係性)が生まれる。
さて、実習教育では、その道具が、リハビリテーション、実習、レポート、患者さん・・・・ そういう三角形の共同注意機構が生まれないと、臨床実習や、あるいは他者との人間関係性はうまくいかない。
そんなことを、本当は「人間関係論」なので教えないといけないのである。
自分中心の世界では、発達障害児には向きあえない。
理学療法士(セラピスト)は人形・機械を相手にしているのではない。一度、サックスの「左足をとりもどすまで」を整形のMD, PTも読んでいただきたい。
整形外科疾患のリハビリテーションであっても人間を対象にしているのに間違いはない。脳のリハビリテーションへ。今度の本は実に臨床的で示唆に富んでいる。理学療法士なら目からウロコである(OT,STは運動が少し難しかもしれないが)。
筋肉だけあっても、それは肉の塊しかすぎない。
そんなこと・・??を角谷の先生方と話したかな???
火曜日はリハ概論、神経PT実習を行い、いよいよ具体化しながら話す。
昨日は久しぶりに研究室のMYチェアーに座ることができた。
論文が進む進む、授業準備をAMに終え、2本仕上げた。
age and agingか、Gait and Postureに・・・ 久し振り(1~2年ぶり)に国際ジャーナルへ。
もう1本、来週までには書いてイタリアに送らないといけない。
本日はAMに発達系のプレゼンを聞く。だんだん、聴講している態度が良くなってきている。知らないうちだが、自覚のあらわれ、きざしが見える。
本人たちは意識はしていないと思い、まだまだこころが「ダラダラ」しているものもいるが、それはそれで、少しは自覚のあらわれが出てきて、良い感じだ。
さてさて、今日はこのあと、学科会議、大学院委員会、学術振興委員会、3連発!!?・・・ そのあと、最終の新幹線で小倉に向かう。
明日は小倉で2コマ、岡山で2コマ、明後日は、講演4時間、そして、福岡の病院実習巡回に2施設行く。
夜は夜で、連夜懇親になるだろう。
内蔵脂肪に悩む・・・ まさか自分が・・るなんて、学生時代からは想像もつかなかった。
鏡に映る自分は3割落ちの自分。それがイメージである。
回想録みたいになった。時間を見つけよう。