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森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

循環システム

2008年04月12日 09時29分08秒 | 過去ログ
風邪をひいて、のどがやられ、講義に悩む。
授業が始まり、特にそれを感じる。
「春風」ならぬ「春風邪」

昨日より、岡山での講義がスタートする。
昼間、夜間とそれぞれ1コマずつ、
「教育学」について講義を持つ。

導入部分において、
リハビリテーションと教育の関係性について話した。
これからの「こころ」の持ち様が多かったが。。。


「人生」とはなんだろうか?

保健医療業界も一筋縄にいかないこのご時勢。
日本は、競争という枠組みのなかで、
「豊かさ」を失うのではないかと危惧する。

一方、少子化の波で、どこの学校も大変だ。
教育というものが、競争一辺倒の至上主義になるのは、
少々息苦しい。
全入時代。
それはそれで受け入れないといけないのだと思う。


競争は大事だが、日本人のこころにあった形で進めるべきだと思う。


文化や思想が違えば、手段も変わる。

昨日、NHKでイタリアのチンクエテッレ(今日の世界ふしぎ発見でもやるらしい)をみたが、
歴史(時代)を大切にしたいものである。
そのうち、ポルトヴェネレには11年前、
パリで知り合った友人の紹介で、留学中に旅したが、
そのほかの4つの村にもいつか船で上陸したいものである。

ポルトヴェネレへは列車でなく、バスでしか乗り込めないが、
帰りのバスで居眠りをし、
駅らしきものを通り過ぎたとき、
いっせいにバスの乗客のおばさまたちに、
あなた降りなさい!とボディランゲージで言われたときが懐かしい。
人のやさしさはあたたかい。
はかれるものではない。



もっと「ゆっくり」と大地を踏みしめたいものだ。


時のながれに身を任せるというが、
時の流れが速すぎると、
自分の身体を見失ってしまう。


速さを協調する時代はいつまで続くのだろう。

競争原理は大事だが、
人としての協調性(コミュニケーション)を失ってはならぬ。