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森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

日本人の身体

2008年04月23日 07時15分42秒 | 過去ログ
土日は大学院の研究中間発表。
M1とM2の顔みせ懇親会をかねてなので、
宿泊(合宿)形式であった。
遠隔地の院生もいるので、
このような宿泊形式になる。

朝までやったらしいが、
いい意見交換をして、
ブレークスルーしてください。






写真は日曜の風景。
M212人中、10人の発表があった。
半分ぐらいは終わりつつあるかな。
投稿論文を2~3本は作りましょう。

夜の懇親会。
僕は早々に退散した。
年々、長くいることに「苦」を感じ始めた。
今の精神状態をも反映している行動なのかもしれない。

いろんな新しい(今まで経験したことのない)行動を求められると、
旧来の自動化された行動を制御してしまうことがあり、
今度はその自動化された普段の行動に問題が生じる。
新たなものを生み出すときはある程度の犠牲がいるが、
逆に運動を考えた場合、
もっとシンプルなものが存在しているのではないかと思い始めてきている。

欧米人と日本人、その感性違うはずだ。
したがって、ヒトの運動制御を考えたとき、
もっとシンプルな認知機構ではないかと思ってき始めている。
それを修飾する意味で、大脳皮質の最高次なものが働くのではないかと・・

証明していかないといけない。
実証されていない仮説をず~ともっともらしく述べるのはもう飽きた。
その仮説の限界にもきちんと触れないといけない。
最近、切にそれを感じる。
自らの研究で言える範囲を相当に意識する。
それが謙虚な態度である。

メソドロジーの研究にどっぷりつかると、
それが見えなくなる場合がある。

さて、いろんなことにチャレンジしたいが、
時間に追われる。

つまり、私自身がそういう物理的なものに操作されている可能性があるため、
自由を感じていない。

時間に押されると、「豊か」「美しさ」の喪失がある場合がある。
つまり心理的時間よりも物理的時間が自らの脳のなかで打ち勝っていると、
それは機械に支配されている感がある。
内なる機械か、外なる機械か、
それもまた心身論になってしまう。


火曜日は2回目の授業3連発。
これがあと10数回続くと思うと、途方がくれる。
1~2~3年の連続は面白いが、
エネルギーが注がれる。
実習授業でなく、講義授業での
3連発、そして、自らの話に注目させるこの意識(注意)の操作は、
それはそれはエネルギーがいる。
1年が70名、2年が60名、3年が90名、
2年の授業が楽を感じる。

それは、「顔」の表情が周辺視野で認知できるからだ。
90名ともなれば、それにブレが生じる。

これも技能、なんとかしたいものだ。