森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

研究者の血(知)

2009年04月10日 07時57分16秒 | 過去ログ
ここ数日間は更新できずにいた。
とりいって何かを感じるまでもなく何気なくすごしていたからである。
感覚を研ぎ澄ますであったり、思考のトレーニングをしていなかったまでのことであろう。
体調が徐々に復調しつつあるが、
やはり長時間のタイプは少々こたえる。
来週から授業が始まるので今週中に、
依頼されていた「リハビリテーションのための人間発達学(大城昌平先生編集)」
の神経系の発達の章の原稿を終了させようと思ったが、
以前のような情報収集力と決断力と創造性と、そして何よりも書くスピードがおちている。
身体の健康が尊い。
頸部のいたみと相談しながら、書いている。

連続して科研費の獲得に成功したことから、
いろんな意味で、文化的活動や、あるいは、ロマンティックリハビリテーションを振興する意味で、
患者さんたちをまわらせてもらっているが、
やはり、「研究者の血」というべきか、
そういうものが研究費獲得からみずからのメタ認知できる。
最近はすっかり測定機器に触れない毎日であり
同僚たちに苦労をかけているが、
これに懲りずに今後も一緒に研究をしてもらいたい。

さらなる展開を考えつつ、
いろんな側面をもたなければならない自分自身を操作しうる自分を育成していくことが今後必要である。

昨日より、本格的に「インキュベーションラボ」を展開させる意味で、
本学の松尾准教授を中心に、冷水助教、前岡助教と、
博士課程の3名(谷口、信迫、藤田)を加えて、
「ニューロリハビリテーション」に関連する研究を一気に3年間である程度のめどはつけたい。
共同の研究室を獲得し、
そこに機器などを集結させ、
運動、行動、行為、認知などをキーワードに脳機能リサーチを進めようと思う。
その両輪で著作、一般書などを仕上げていきたいと思う。
時間というものを有効に活用しないといけない。

修士の院生たちも適宜参加してもらう。

よきネットワークを構築させていきたい。
これには本学のみならず、他学との共同研究が必須となり、
私は、そういう管理的なこともしていかなければならない。


他学の研究者(真面目にやっている者)からのメールはいつも深夜であり、
よくがんばっているなあ、とつくづく感心する。


私ももう38歳、まだ38歳という人もいるが、
まだやりたいことがたくさんあるので、
間に合うのかと少々心配になりつつあるこの頃である。

一生というもののはかなさを感じる。


神経リハビリテーション学研究室に12名の修士1年生を迎えました。
これで、大学学部4年生が9名、修士1年生が12名、修士2年生が7名、博士1年生が3名の29名が研究室で学んでいます。
これにもうすぐ配置される学部3年生が5名前後加わると思います。
すっかり大所帯であり、
共同研究のインキュベーションラボ展開の3名の研究室を加えると
相当数のメンバーによる仕事ができると思い、
ワクワクしています。