森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

マルチモダル生活

2009年04月16日 23時58分37秒 | 過去ログ
木曜日は朝早くに奈良をたち、
一路、京都安楽寺へ



哲学の道をあがり、東山ぞいの静かな空間
時間がとまったような感覚をいだく。
この静けさにふけるという感じは
現代生活からは考えられぬものであり
そこには空気を感じることができる。



安楽寺は「そうだ京都にいこう」でも紹介された
普段は拝観遮断のお寺である。







古谷さんとの対談はうみんちゅの仕事、
そして生活へと進み、
翌日にそのことをさらに細部に話す約束をして
14時に京都をあとにした。



法然院まで走り、
タクシーにのり出町柳へ
電車に飛び乗り、
教授会など会議を3つして。
18時より本年度はじめての「美しく生きるための健康科学特論」の授業へ。
大学院3期生の必須科目の最初の授業である。

これからの研究生活のことをオリエンテーションし、
来週にわたすための建学の精神について話した。

その後、リサーチミーティングに顔出し、
その後、月曜日のフォーラムの打ち合わせについて
富永・信迫の両氏と21時過ぎまで話した。

21時過ぎより、大学院生たちのお願いしている業績リストを確認し、
お礼をいい、
23時に終了し。
大学院生たちと遅い夕食に向かった。

マルチモダルな統合というよりは
ワーキングメモリによる使い分けな一日であった。
これも人生において統合されるのであろうか。

明日も京都である。

いつもの時間

2009年04月16日 01時13分31秒 | 過去ログ
火曜日より系統授業がはじまり、
かなりのハードスケジュールになっている。
新3年生の神経系理学療法学では
高次脳機能に関連する序章をはなした後
ゼミの案内をした。
今年からゼミ配置が速まり、
3年の段階でできるだけデータ採取を行うよう
その配慮のためである。
グループによるクロスオーバーな研究も考慮にいれながら
横のつながりからブレークスルーにつながる仕事へと展開したい。

大学ゼミ生はもはや仲間であり
研究は仕事になる。
自主性を意識するが
多少なりとも今年からはテーマを統制したい。

神経系についで発達系理学療法学の授業を行う。
新2年生の顔つきが1年生に比べるとよい。
「笑顔」がひきつっていない。
自然な笑顔がでている。
1年の成長を感じることができる。

子供の発達のうち、胎児期の発達を話した。
神経管の発生
神経幹細胞
シナプス形成
ミエリン化など、
を各領域の違いから話した。

学部生の授業を終え、
18時半より村田病院の富永先生と河野先生と
今度の7月に開催される学会の演題レフリー依頼に追われながら、
そのあと、19時半より大学院の授業をスタートする。
神経リハビリテーション特論では、
これからの研究スケジュールについてまずは説明した。
みんなのよい研究が進むよう、祈念したい。
21時過ぎにおわり、
そのあと再度演題の仕事をして、
22時過ぎに終わる。

そのあと、大学院生の佐藤、熊谷と研究の確認や、
月曜日に開催するフォーラムの確認を行った。

遅い、そして昼食もとらない1日となった。
授業初日からそれはないと思いながら、
人前で話すのはハードと思いながら、
楽しい、とも思った。


本日は朝一番で看護医療学科の講義
「感情体験の脳科学」をスタートする。
本講義がなぜ開講されたのかの意味を伝え、
選択してくれた者の真剣なまなざしがこころに響いた。
3年後の看護をまかすことができそうだ!と直感がわく。
こころを持っている。

そのあと、間髪入れずに
教育学部の講義
「発達脳科学」がはじまる。
こちらのほうは教育学部だけでなく、
デザイン学科の学生もいることから
もっと自由度をましながら、
みんなのニーズを聞き、
それに回答するかたちで授業を進めていきたい。
シラバスはしょせんマニュアルであり
その通りにはいかないこともある。


授業を終え、
午後からは冬木学園教育改善プロジェクトの会議に出て、
8月末に開催される「やまとフォーラム」の企画や
関西中央高校とのコラボレーションについて意見交換した。
17時過ぎに6月に開催されるイタリアでの国際姿勢歩行学会の宿を
冷水先生ときめ、
Googleマップのストリートを見ながら感動する。
のぞき見な感じだが、世界はすごいと感じた。
こんな時代がくるんだと思い、
Googleのメンバーに尊敬の念をいだく。

19時頃平成記念病院の河村先生と院生の佐藤君が来て、
月曜のフォーラムの確認をして、
家に送ってもらう。

家に帰り着き、
PCに向かいながら、科研費の交付申請書を今完成させた。

明日より京都である。
明日は早朝に京都に向かい
安楽寺で10時より対談(土曜日の公開対談のうちあわせをかねて)を14時まで行い、
そのあと、電車にとびのり、
16時20分の教授会、大学院委員会に戻るように帰ってくる。
そして18時より大学院の必須科目の授業
「美しく生きるための健康科学総合特論」がまっている。

明日もハードだ。
悩む時間さえなくなってしまった。
それでいいのだと思う。
生きている感覚があるから。

「止まってなんかいられない」


電車のなかで対談で利用する「写真」をみて「イメージ」をふくらませるようにしたい。

追伸:水池先生、gait & posture アクセプトおめでとう! そろそろ、交流研究会を開催したいと思っています。