なるべく分かりやすく!⑯~国内での感染爆発はすでに起こっているのではないか?陽性発生率からの独酌酔言的妄想
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4月7日(火)に緊急事態宣言が出されて、今日で2週間、
休業要請が出るまでにタイムラグがあるので、今週の感染者数の推移が気になります、
◆4月の総感染者数 新規感染者数 PCG検査数
厚生労働省の日報から拾った4月の感染者の推移、
※毎日午前12時(正午)現在の数字です
※毎日、過去数字が修正されているのか?足し算が合わない日が多いですが、とりあえず毎日の発表数字を追っています
総感染者数 新規感染者数 PCG検査数 陽性率
4月 1日 2178 +225 +2011 11.2%
4月 2日 2381 +206 +2
4月 3日 2617 +236 +2821 8.4%
4月 4日 2935 +318 +3436 9.3%
4月 5日 3271 +336 +1757 19.1%
4月 6日 3654 +383 +1533 25.0%
4月 7日 3906 +252 +9139 2.7% 緊急事態宣言
4月 8日 4257 +351 +6187 5.7%
4月 9日 4768 +511 +2889 10.7%
4月10日 5347 +579 +4384 13.2%
4月11日 6005 +658 +6120 10.8%
4月12日 6748 +743 +2490 29.8%
4月13日 7255 +530 +1321 40.1%
4月14日 7645 +315 +10849 2.9%
4月15日 8100 +457 +4685 9.8%
4月16日 8582 +488 +6467 7.5%
4月17日 9167 +503 +5669 8.9%
4月18日 9795 +557 +4953 11.2%
4月19日 10361 +557 +1491 37.4%
4月20日 10751 +361 +3909 9.2%
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◆確実に感染者数もPCR検査数も増えています
4月に入って感染者数、PCR検査数とも確実に増えています、
感染者が増えたから検査数が増えたのか?検査数が増えたから感染者数が増えたのか?
分かりません、未だに検査数が十分とは云えないと思うので確証が得れません、
しかし、ワタシが一番気にしているのは『PCR検査による陽性発生率』です、
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◆4月に入って上っているPCR検査による陽性発生率、感染爆発はすでに起こっている!?
今日の時点での“云いたいこと”(結論)から書くと、
『日本ではすでに感染爆発が起こっている可能性が高い!』
『しかし、、、その爆発のピークの規模は欧州やNYよりも低いのではないか?』
という独酌酔言的な推論です、
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PCR検査と陽性発生率に関しては、WHOが以前コメントしています、
コロナウイルスの事⑫日本のPCR検査数、何件まで増やせばいいのか?から再掲、
② 「一般的な基準として、10件の陰性判定に対し1件の陽性判定が出る検査体制は全ての感染者を特定できていると言える。このレベルの検査体制を敷く国を我々は大いに歓迎する」
③ 「検査結果の大部分が陽性であれば、その国は十分な検査をしていないということだ」と付け加えた。大規模な検査を実施している国では、検査数に対する陽性者の割合は12%未満とされる。ちなみにスイスは4月1日時点で15%だ。
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少し分かりにくいですね、、、ざっくり云うと、
・たくさん調べたら、その数字は信用できる
・たくさん調べて、陽性率が12%以下なら、その数字は実態を反映している可能性が高い
・少ない検査数で12%以上の陽性率なら、他にも地下感染者がいる可能性が高い
という感じ、
ベストは“たくさん調べて、陽性発生率が12%以下”と云う状態です、
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◆やはり不思議な日本の陽性発生率
ここで、国内のPCR検査数と陽性発生率を見てみると
※すべて、厚労省の日報の数字から、4月20日現在
陽性発生率 陽性者(感染者)数/PCR検査数
・1月~4月20日総数 9.2% (10751/116725)
・3月31日まで 6.0% (1953/32497)
・4月1日~20日まで 10.4% (8798/84228)
・(詳細)3月9日以降の週毎の陽性発生率
3月
9日~15日 7.6%
16日~22日 4.3%
23日~29日 8.2%
4月
30日~ 5日 12.9% 緩んだ3連休の2週後
6日~12日 10.6%
13日~19日 12.3%
これまで国内で11万余りのPCR検査が行われ、全体の陽性発生率は9.2%です、なぜか低い数字を保っています、
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そして、感染者が少なかった3月までの数字は6.0%と、とても低いです、
この頃は“クラスター潰し戦略”が行われており、濃厚接触者を中心に検査していたので、もっと“高い陽性率がある”のかと思っていたら、違いました、陽性発生率は低い、
この数字を見る限り、“3月は本当に感染者が少なかった”と思われます、
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◆4月は検査数が増えて、陽性発生率も高い
文頭に示した日報数字でも分かるように、緊急事態宣言が出た4月7日以降にPCR検査数は大きく伸びています、
安倍さんが1日@2万件検査が可能と発言したのを受けた対応です、
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まだまだ足らないとしても、4月の検査数は8万件超、で、陽性率は10.4%、
欧州やNYとの比較で云うと、WHOが示している“全体として信用できる数字”の範囲には、なんとか入っていますが、、、
でも、明らかに3月に比べて陽性率は上がってきている、、、検査数が増えて、陽性率が上ってきている、
もし、真の感染者数がそんなに増えていないなら、“検査数を増やしても陽性率は変わらない”はずです、
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WHOの見解に従うなら、今の日本の状態は、
『欧州やNYより流行レベルは低い(小さい)が、日本国内では“PCR検査では拾いきれていない地下感染者が他にもいる”可能性が高い』
というような推測が浮かびます、
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◆でも、ずっと不思議な日本の感染者推移、ひょっとしてピーク自体が低いのか!?
一応の『感染爆発の定義=2~3日で感染者数が倍増する』と云われています、
日本の場合、これにはまだ当てはまりませんが、陽性発生率から見ると感染拡大は確実に広がっている、
東京や大都市ではすでに相当の感染拡大が拡がっている可能性を強く感じます、
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でも、欧州やNYのような短期間での感染爆発には至らない、、、
これは、、、ひょっとすると、、、
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凄く、希望的観測なのですが、
『日本の感染拡大のピークは、欧州やNYよりも相当低いのではないか?』という超希望的観測が浮かんできました、
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その根拠は、、、ここからは【独酌酔言】的な妄想です、
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その根拠は、
BCG接種のラッキーパンチや、コロナウイルスはアジア人を好まないことによる、免疫が全体の感染率を押し下げているのではないか?
(コロナウイルスの事⑮参照)
という妄想を抱いています、
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初期に感染爆発を起こした武漢や韓国でも、現在は感染拡大がほぼ沈静化している(再流行の可能性はありますが)事も、これなら説明できます、
実は中国も韓国も、欧州やNYよりも感染拡大のピークそのものが低かったのではないか?
それに加え、中国は完全な都市封鎖、
韓国は大量のPCR検査と感染者の完全な隔離、
そして日本は、高い衛生環境と距離のある社会習慣(これはやや、心もとないが、、、)、
これらの合わせ技で感染拡大は低いピークを迎えた後に終息に向かえるのではないか?
そんな希望的妄想を抱いています、、、どうかな~、、、
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緊急事態宣言からの外出自粛、人との接触80%減、
この効果が2週間後の今週末には確認出来る可能性があります、
もちろん、感染爆発が起こる可能性もあります、
このまま、なぜかズルズル行くも可能性もあります、
またもや、緊迫の1週間です、
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