テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事⑱緊急事態宣言から2週間超~一筋の希望の光が見えてきた!

2020年04月28日 | コロナウイルス2020

コロナウイルスの事⑱緊急事態宣言から2週間超~一筋の希望の光が見えてきた!

先週の25日(土)くらいまでは、期待したほど感染者数は減少しなかったけど、、、

昨日、一昨日とちょっと減少傾向が観れますね、

とくに東京が2ケタに落ち着いたのは朗報、一筋の希望の光です、
(相変わらず、月曜日の感染者数・検査数が少ないのはイタダケマセンが)

でも、ここからが正念場、ここで緩めてはイケマセン!!

GWもしっかり外出自粛、人との接触8割削減を続けなければなりません、

◆とくに心配な院内感染

ここに来て、院内感染が多いのがとっても気になります、

日本の医療体制の脆弱さが露呈した感じ、

個々の現場は個人の努力によって維持されている感じ、よくある事態です、

日本の医療総体としての情報共有や医療備品手配、人員配置などがしっかりできていない感じ、

陽性者を勤務させた施設などは論外、

医療への効率的な支援、知見の提供が足りていないのは事実、ここらが政府の役割です、

終息後は、米国や中国のような疾病対策センター(CDC)のような組織の設立を検討すべきでしょう、

◆はやくも第2波の襲来も!

北海道では第2波とも云うべき感染者の増加が、、、

残念ですが付き合っていかなければならない、

結局はこういうカタチで長く付き合うことになるコロナウイルス、

手綱を引いたり緩めたり、

◆独酌酔言的超楽観的シナリオ!

で、ずっとある仮説を持ってマクロ視点で国内の感染状況を観ていたのですが、、、
(って、素人の独酌酔言です)

現状をばっさり解釈すると、『悪いニュース』と『希望の光』があります

悪いニュース=日本国内では、すでに感染爆発が起こっています!

やはり現行法制化ではこれが限界か?緊急事態宣言の効果は限定的、

でも、日本人はよく頑張っていると思います、8割削減によくチャレンジしています!

そんな中、、、

日本ではすでに感染爆発が起こっており、“感染のピーク”の真っ最中、もしくはピークの少し後”という状況と考えます、

理由は・・・
① 感染ルートが不明な感染者の比率が高い(市中感染の蔓延)
② PCR検査の陽性率が相変わらず高い(多い感染者数)  の2つ、

市中感染が蔓延しているようです、

PCR検査数は相変わらず少ない、韓国並の検査率=国内で100万検査超にならないと実態は確認できません、、、

が、それでも、、、

『希望の光』=国内の感染爆発のピークは低い!?のではないか、

市中感染が増えているし、PCR検査の陽性率は高いが、世界的に見ると陽性率は適正範囲、

4月27日現在、PCR検査の陽性率(1月~全体)は8.9%ほど、 
厚労省日報より
※ひょっとすると退院確認時のPCR検査も含まれているかもしれません、
 そうなら、もう少し高い数字になりますが、、、

そして、明らかに欧州・NYのような“感染爆発”は起きていない、

感染爆発の定義=2~3日で感染者数が倍増する、という事態には至らない、、、

ひょっとして、日本の感染爆発のピークは欧米よりも低いのか?

もしそうなら、これは、、、ラッキーです、

◆最大の命題『なぜ、日本での感染拡大のスピードが緩やかなのか?』の答えか?

まったくの素人考え、独酌酔言ですが、

ずっと気になっている『なぜ、日本での感染拡大のスピードが緩やかなのか?』、

前述の通り、、、この2週間の感染者数をみていると、

『すでに国内の感染爆発は起こっている』と考えるのが妥当です、

でも、イタリア・スペインやNYのような規模の感染爆発は起こっていない、

前回の記事:コロナウイルスの事⑰で書いた台湾の科学者のシナリオ、

そこでも、すでに日本の感染拡大のピークは来ていると述べられています、

ピークは今ではないか?(もっと早く減少して欲しかったけど)と考えています、

そして、実は、、、

アジアでの感染ピークは、欧州やNYと比べるととても低い!のではないか、と考えます、

その根拠は、、、コロナウイルスはアジア人が嫌い!?

コロナウイルスには宿主を選ぶ傾向があり(中略)、どうやらアジア人には(古い流れにおける免疫環境など複雑な話があり)感染しにくい。欧米系の「ヒト」を宿主とすることを好むらしい。

コロナウイルス⑮で書いたこの情報が拠り所です、

BCG接種のオフターゲット効果もあるかもしれません、

緩やかな訳の仮説候補は以下、

①  初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した
 (初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣
 (手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣
 (握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
④ BCG接種のラッキーパンチ
 (未だエビデンスなし)
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果
 (絶対的効果も、実情は心もとない)
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない

たしかにアジア各国の感染ピークは低いです、
(厚労省発表ページ:4月25日)

イタリア・スペインやNYのような感染爆発は起きていない、

でも油断大敵、ウイルスは変異します、いつ“アジア人大好きに変異する”か分かりません、

◆武漢は封鎖から70日、韓国は減少開始から40~50日、

同じアジアの武漢や韓国に比べると、日本は前半戦で善戦した(ゆっくり感染拡大した)ため、ピークは緩やかにやって来て、緩やかにしか減少しないような気がします、

“高原状の緩やかな感染モデル=日本モデル”とも云うべき感染経緯を辿るのではないかと推測しています、

感染するのも時間が掛かったけど、終息するのも時間が掛かる、

武漢は70日以上にも及ぶ完全なる都市封鎖で一旦コロナウイルスを封じ込めた模様です、

もちろん第2波、第3波襲来の可能性はありますが、

韓国は感染者が減少に転じ、ある程度落ち着いてから(1日@新規感染者200人程度)になってから約40日で新規感染者を一ケタまで抑え込みました、

もちろん、これは韓国モデルです、PCR検査の多さ、感染者隔離の徹底、ITを活用した情報提供などが功を奏していると思います、

残念ながら日本モデルは韓国よりも時間が掛かりそうです、高原状の漸減曲線、

◆ざっくり独酌酔言予測、7月初めまで外出自粛は続く、

このまま、人との接触8割減を続けて、感染者が漸減するなら、

GW明けから60日程度で新規感染者を一ケタまで落とすことが可能ではないかと予測します、
(中国並、韓国よりも長期間掛かる)

なので、一旦、緊急事態宣言が解除されるのは7月初めくらいかと予測します、

もちろん、それまでにいろんなことが段階的に許容解除されると思いますが、

経済、教育、そして日常生活との折り合いも付けなければなりません、

◆抗体検査で分かるかもしれない感染拡大の実態

この予測を抗体検査が裏打ちしてくれることを祈っています、

日本でも疫学的抗体検査が22日から始まっているようです、

抗体検査ですでにどれくらいの感染者がいるのか?ある程度の目星がつきます、

抗体検査からの感染実態予測についてはショッキングな数字が並びますが、

でも、これはそんなに悲劇的な報告ではないと考えます、

感染者は本当は何人なのか 「日本12倍、世界10倍」との推計もある実態の謎
(4月21日)


米国LAからはこんな数字が、
米ロサンゼルス 実際の感染者数は公式発表の最大55倍=44万人超 抗体検査の結果発表
(4月21日)

NYからも、
ニューヨーク州で14.9%に抗体、検査拡大後の結果-クオモ知事
(4月28日)

これらはとんでもない数字のように見えますが、怖がらないでください、

抗体検査で抗体を持っている(既感染者)人がたくさんいると分かっても大丈夫、

明日から感染者が急に12倍に増える訳ではありません、

こういう実態の中で、顕在化しているのが現状の感染者数なのです、
(でも、感染リスクが高いのには変わりはないので、人との接触は引き続き避けましょう)

国内の抗体検査を早々に実施して欲しいです、

アジア人は高い確率で抗体をすでに獲得している可能性があります、

すでに30%くらいの日本人が抗体を持っていても不思議ではありません、
(全然ないかもしれませんが、、、)

とにかくPCR検査数を増やして、抗体検査を急いで、国内の感染の実態を明らかにすることが、終息へのロードマップ作成に繋がります、

GW連休明けに感染者数が引き続き減少していることを祈っています、