なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事⑰やはりまだ混沌、微妙な稜線で日本は揺らめいています、
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4月7日の緊急事態宣言から2週間が過ぎました、
ここらでなにがしかの方向性が見えるのではないかと期待して感染者の推移を注視していたのですが、、、
分かりません、ホント、国内の感染者数の動きは微妙な線です、右にも左にも取れる数字、
◆国内の感染者の推移
総感染者数 新規感染者数 PCG検査数 陽性率
4月 1日 2178 +225 +2011 11.2%
4月 2日 2381 +206 +2
4月 3日 2617 +236 +2821 8.4%
4月 4日 2935 +318 +3436 9.3%
4月 5日 3271 +336 +1757 19.1%
4月 6日 3654 +383 +1533 25.0%
4月 7日 3906 +252 +9139 2.7% 緊急事態宣言
4月 8日 4257 +351 +6187 5.7%
4月 9日 4768 +511 +2889 10.7%
4月10日 5347 +579 +4384 13.2%
4月11日 6005 +658 +6120 10.8%
4月12日 6748 +743 +2490 29.8%
4月13日 7255 +530 +1321 40.1%
4月14日 7645 +315 +10849 2.9%
4月15日 8100 +457 +4685 9.8%
4月16日 8582 +488 +6467 7.5%
4月17日 9167 +503 +5669 8.9%
4月18日 9795 +557 +4953 11.2%
4月19日 10361 +557 +1491 37.4%
4月20日 10751 +361 +3909 9.2%
4月21日 11119 +363 +7826 4.6%
4月22日 11496 +371 +6037 6.1%
4月23日 11919 +422 +5396 7.8%
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正直、もっと減って欲しかったのですが、残念ながらそうはならなかった、
かと云って欧米級の感染爆発でもない、
考えていること、推測シナリオはあるのですが、、、やはり、書くのは未だ尚早かと、、、
まだまだ油断禁物、という感じです、
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◆楽観的シナリオと悲観的シナリオ
正直、凄く楽観的なシナリオも湧いてきているのですが、
まだ確信が持てないので、ここは常套戦術、2方面戦線を維持していきます、
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楽観論と悲観論、
無施策で集団免疫を目指すと、凄く単純に計算したら国内の死者数は88万人でした、
コロナウイルスの事②参照、
まあ、これはない、
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感染数理学者の西原さん(北海道大学理論疫学教授)は、行動制限をしない場合、約42万人は死亡すると発表(4月15日)、
まあ、これも“今まで通りの生活をしたら”ということですから、ここまで酷い事にはならない、
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台湾大学化学部の徐丞志准教授は今後の日本国内の感染推移について、楽観的シナリオと悲観的シナリオを発表(4月20日記事)、
「楽観的シナリオ」によれば、日本国内の感染拡大ピークは4月16日となり、累計の感染者数は2万人程度に納まるとのこと、
(この場合、ピークはすでに過ぎていることになります!)
一方、「悲観的シナリオ」では、感染拡大のピークは4月26日で、日本国内の感染者数は5万人に達すると予測しています、
(この場合、ピークは明後日!!)
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この2つのシナリオ、予測モデルとしては割りとしっくり来ています、
実際、楽観的シナリオ程度で収まるのではないか、、、と、期待もしています、
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◆台湾と韓国は対コロナウイルス戦では優等生、
台湾は強烈な個性の指揮官と天才科学者が情熱的に対応、一糸乱れぬ統制と戦術で被害を最小限に留めているように見えます(4月13日現在死者6名)、
日本の議員大臣+縦割り官僚とは情熱も権限の強さも段違い、
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当初、感染爆発を起こした韓国もどうやら難局の第一波は乗り越えたようです、
4月19日にはついに新規感染者が1ケタ(8人)に減り、外出禁止が緩和されたようです、
新規感染者数が200人を切ってから約40日でここまで来た韓国、4月21日現在の感染者総数は10683人、
高いPCR検査率、徹底した隔離、監視カメラとアプリを活用した情報提供、
日本ももっと頑張らなければここまで行けないかも、という気にもなるが、
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ちなみに韓国の人口は約5200万人、日本の約40%ほど、
で、韓国の総感染者数を、日本にあてはめると感染者数は2万5000人ほどになります、
楽観的シナリオ+αの数字、ここらが一つの目標か?
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◆日本国内の現状、
法制上、強制力がなく致し方ないとはいえ、まだまだ徹底できない外出自粛、3密回避、
湘南の海岸に人が押し寄せ、隣県のパチンコ店にも、、、いやはや、
そして、ここに来て、医療関係施設での大型クラスター発生が気になります、医療関係施設の体制支援が喫緊の課題かと、、、
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さて、楽観的シナリオに持って行けるのか?
悲観的なシナリオが待ち受けているのか?
ラッキーパンチがあるのか?思わぬ援軍が来るのか?
なんとも微妙な稜線で日本は揺らめいています、さて、どちらに傾くのか?
もう少し注視します、
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