テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事58~1月3日までの陽性率は10.8%!感染拡大は一定のスピードで継続、拡大収束が見えない状態です、

2021年01月06日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事58~

1月3日までの陽性率は10.8%!!

年末年始の異常値とはいえ、感染拡大は一定のスピードで継続、拡大収束が見えない状態です、

明けましておめでとうございます、本年もご愛読のほど、よろしくお願いします、

コロナコロナで暮れた2020年、

2021年年初もコロナの勢いは止まりません、

1月3日までの1週間のPCR検査陽性率は10.8%と急伸!

“静かなお正月” “おうちでお正月” の呼びかけもむなしく、

感染拡大に歯止めは掛かりませんでした、

◆陽性率10.8%は異常値です、年末年始で検査数が少なかったからかと思われます

10%台の陽性率は正直、少し衝撃的です、

でも、即“感染爆発”状態かというと、そういう訳ではありません

以下の数値の検査数を見てください、

1月3日までの検査数は21万件程度、前々週の62.5%に減少しています、

これは年末年始のため、検査態勢が充分ではなかったことを示しています、これは致し方ないか、、、

なので、、、

分母が少なかったので陽性率が跳ね上がった可能性が高いです、

先週1週間の数字のみで判断するのは早計というものです、

(各日までの1週間の平均陽性率)
      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8% 218184 23642人  ※年末年始で検査数が減少
 ※厚労省発表日報から集計

◆とはいえ感染拡大は続いています

陽性者数は先々週から2210人増えて過去最高を更新

感染拡大に歯止めが掛かっていないのは明白です、

正月休みが明けて通常態勢に戻る今週の陽性率は真の値に近い数字が出るはずです、

今週の陽性率に注目、

◆COVID-19は冬季に予測以上の強い感染力を発揮しています

コロナ属はもともと風邪を引き起こすウイルスですから、冬季に流行することは予想されていましたが、

ここまで強力だとは、、、

正直、予測以上の感染拡大にあらためてCOVID-19の恐ろしさを実感しています、

楽観的だった『独酌酔言的予測』を遙かに上回る感染拡大期の長さ、

このまま封じ込めに失敗すると、、、

“なぜか低い、東アジアの感染拡大ピーク”というお守りも効かなくなって

日本国内で感染爆発が起こる可能性も高まってきている!

という認識が正しいと考えます、

現状は感染爆発前夜と云えると思います、

◆米国では感染爆発が続いています、1日の新規感染者数37万人超

世界最大の流行国、米国の1月5日の新規感染者数は約37万7千人、これが感染爆発です
(COVID-19トラッカーの数値)

総人口の約0.1%、1000人に一人が毎日感染しています、

日本に例えるなら、新規感染者数が1日10万人程度発生するという状態です、

これはとても耐えられません、

なんとしても避けたい感染爆発、

◆では、東アジアの国々の状況は如何に

“なぜか低い東アジアの感染拡大ピーク”というお守り、

欧米に比べて明らかに感染拡大のピークが低い東アジア各国の現状はどうなんだろう?

最新の新規感染者数をCOVID-19トラッカーで拾ってみました、

(1月6日の1日の感染者数)
日本 4113人
韓国 715人
中国 33人
香港 32人
ベトナム 7人
台湾 2人

タイ 527人
フィリピン 932人
インドネシア 7445人
マレーシア 2027人

日本はインドネシアに次いで新規感染者数が多いのです、

人口比でもマレーシアについで3番目かな、

中国や台湾、香港、ベトナムの少なさに驚きます、

お守りが効いているのか?封じ込めに成功したのか?

お隣の韓国も、人口比でも日本の半分以下の感染者数です、

ここはちょっと厳しく書かざるを得ません、

東アジアの国々のなかで、日本は明らかに感染封じ込めに失敗している国、と見られても仕方ない状況です、

日本が欧米からの入国を強く拒んでいるのと同様に、

東アジアの国々からは、日本からの入国者を強く拒まむ!という事態が起こっていると考えて良いと思います、

知らぬうちに、“日本は東アジア最悪の感染国”になってしまうかもしれません、

お守りももう効かなくなってしまうのか?

これは政府の失策が原因なのか?

責任を取るのは政府しかありません、が、

我々日本国民も、ワタシも含めて、COVID-19のことを舐めていたのかもしれません、

これは猛省しなければなりません、

◆変異したコロナウイルスは感染力が強い

英国や南アフリカで変異したCOVID-19が発見された1週間後には日本国内でも感染が確認されました、

先週も書きましたが、変異は想定内、コロナウイルスは頻繁に変異を繰り返しています、

なので、過度に怖れる必要はありません、

また、感染力は強まっているようですが、

『重症化しやすい』とか『ワクチンが効かない』という事例はまだ報告されていません、

過度に怖れない、流言飛語をまき散らさないようにしましょう、

できれば、この変異種がどれくらいの割合で国内で流行しているのか?

知りたいと思っているのですが、今のところまだエビデンスはなにも無いようです、

◆ワクチン接種のニュースも続々、あなたは接種を希望しますか?

1月4日に英国でアストラゼネカ社(オックスオード大学共同研究)のワクチンの接種が始まりました、

もの凄いスピードです、長ければ10年掛かると云われる開発作業を1年でやってのけました、

国でもロシアでも中国でも接種が始まっています、

日本でも菅さんが2月末頃には接種を開始すると明言、

まずは医療関係者、高齢者施設関係者、高齢者から、

さらには研究者、公共機関で働く人、不特定多数と接触する職業に従事する人、などなど、

優先順位を決めながら接種が進むみたいです、

ほとんどの人が接種を希望すると思います、

ワタシも希望します、

でも、たぶん、希望しない人もいるのでしょうね、世の中100%はあり得ないので、

副反応が心配、という理由はよく分かります、

とくに過去に副作用を発症したことがある方は怖いでしょう、

しかし、『ワタシは感染しない』という根拠無き自信によるワクチン拒否はちょっといただけません、

整然と順番を待ちながら、しっかりとワクチン接種をする、

そうすれば、ひょっとすると2021年の年の瀬は明るく迎えることが出来るかもしれません、

年初から1年先のことを考えなければならない時代、

でも、今は1年先のことを考えて行動したり、政策を実行する時期です、

ここからが正念場です、



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