なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事110~先週の陽性率、実質やや上昇もやはり同じく0.3%、世界ではオミクロン株感染拡がる、3回目接種の副反応は?
、
【先週のまとめ】
先週の陽性率、変わらず0.3%、感染者数はやや増加傾向ですが、、、
世界でオミクロン株感染拡がる、国内では50人感染(速報値82人)、
3回目接種の副反応は?
交互接種、経口薬投与も始まる、、、
、
◆先週もオールグリーンですが、感染者数はやや増加
先週の陽性率は0.3%(先々週0.3%)と変わらずですが、
これは四捨五入のなせる技、もう一桁細かく観ると、
~12月12日まで 陽性率0.25% 感染者数861人 検査数337968人
~12月19日まで 陽性率0.32% 感染者数1088人 検査数336563人
まだまだ低いレベルですが、感染者数は前週比で26%増加しています、
やや警戒が必要な数字ですが、
世界での感染拡大と比べると、信じられないくらい低い陽性率が続いています、
、
12月19日の全国の感染者数、
(NHKニュースサイトから転載)
、
先週までの陽性率、
陽性率 検査数 新規陽性者数
2021年
3月21日 2.3% 375025 8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日 3.0% 364712 11211人
4月4日 4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日 5.4% 381306 20536人
4月18日 5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日 6.0% 539640 32585人 ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日 6.4% 542061 34811人
5月9日 7.8% 457873 35802人 ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日 6.8% 658101 44961人 ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日 5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日 4.6% 589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日 3.1% 602455 18649人
6月13日 2.9% 467753 13499人
6月20日 2.5% 411848 10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日 2.6% 405628 10457人 ※小池知事休養中
7月4日 2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日 3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日 4.1% 474414 19742人
7月25日 7.0% 386623 27234人 ※東京五輪開幕
8月1日 10.5% 580346 61157人 ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日 14.1% 646433 90958人 ※五輪閉幕
8月15日 16.6% 672232 111601人 ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日 18.3% 814829 149057人 ※パラリンピック開幕
8月29日 16.8% 931891 156931人
9月5日 13.4% 915614 122628人 ※菅総理退陣決まる
9月12日 9.3% 805362 75093人
9月19日 5.8% 711092 41053人
9月26日 3.8% 499717 19240人 ※緊急事態宣言解除の見込み
10月3日 2.4% 492203 11699人 ※9月30日ですべての規制解除
10月10日 1.5% 411006 6311人
10月17日 1.0% 396772 3914人 ※陽性者数が激減
10月24日 0.7% 327349 2384人
10月31日 1.6% 368684 5918人
11月7日 0.4% 319680 1427人
11月14日 0.4% 361803 1283人
11月21日 0.3% 336036 1013人
11月28日 0.2% 310456 729人 ※オミクロン株が拡大!!
12月5日 0.2% 337907 766人 ※オミクロン株国内でも3例確認
12月12日 0.3% 337968 761人
12月19日 0.3% 336563 1088人 ※オミクロン株、国内で50例以上
(厚労省HP日報から算出)
、
◆ワクチン接種、2回目接種完了者は全国民の77.6%(先々週77.4%)
先週12月14日から12月20日までの7日間の接種回数は約53万回、
接種停滞期が続きます、
(首相官邸HPから転載)
先々週から「3回目接種」の回数が表示されるようになりました、
3回目接種は先週までで約20万回、先週1週間で約15万回増えました、
53万回中15万回(約28%)が3回目接種ということになります、
今週には2回目と3回目が拮抗しそうですね、
、
1週間の接種回数
(8月15日まで) 1029万回
(8月22日まで) 840万回
(8月30日まで) 911万回
(9月6日まで) 827万回
(9月13日まで) 862万回
(9月17日まで) 557万回 ※14~17日の5日分のみ、連休のため発表が遅れています
(9月24日まで) 668万回 ※7日間の数字
(10月4日まで) 1089万回 ※8日間の数字
(10月11日まで) 718万回
(10月18日まで) 559万回 ※ややペースダウン
(10月25日まで) 486万回 ※ペースダウンは続きます
(11月1日まで) 424万回 ※さらに減速
(11月7日まで) 276万回
(11月15日まで) 229万回 ※11月15日までの8日間の数字
(11月21日まで) 166万回 ※6日間の数字
(11月29日まで) 89万回 ※8日間の数字
(12月6日まで) 71万回 ※7日間の数字
(12月13日まで) 55万回 ※7日間の数字
(12月20日まで) 53万回
、
◆日本は接種比率でドイツに抜かれ13位に
(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)
ドイツの他に、オミクロン株が猛威を振るっている英国・韓国の接種数も急進しています、
ま、そうなりますよね、
日本もオミクロン株の感染拡大が始まる前に3回目接種を軌道に乗せたいところです、
、
◆年代別では、20代と40代の感染者が多い傾向続く
先週(12月19日)までの東京の年代別感染者数比率、
40代の感染者が多い傾向が続いています(20台の比率は減少)、
母数が少ないのでクラスターの影響なのか?酒場感染なのか?今後注視、
11月同様、10代の感染も続いています、
(NHKニュースサイトから転載)
、
◆府県別の感染比率では、変わらず群馬が1位、2位は新潟、
都道府県別:直近1週間の10万人当りの感染者数(12月19日の数字)、
(NHKニュースサイトから転載)
やはりクラスター発生の影響でしょうか、群馬、新潟で高くなっています、
この2県がダントツ、他の地域は安全水域です、
、
◆しかし、感染拡大が止まってそろそろ3カ月になろうとしています、なぜ?
ここまで感染が落ち着くとは、、、予想出来ませんでした、
そして、なぜここまで沈静化しているのか?しっかりした説明が出来ない、
、
コロナのこと99(2021年10月5日)で考えられる可能性を揚げています、
(『コロナの生存戦略』説は除く)
① 感染防止の基本動作(マスク・消毒・3密回避)、
② 緊急事態宣言(人流抑制・飲食店規制)
③ 天候要因(長雨による外出減少・気温低下による室内開放など)
④ ワクチン接種の進捗(これは唯一有効エビデンス有り)
⑤ 第5波の強烈さに対しての恐怖心での自粛
このうち②③⑤はこれまでの経緯で除外できます、
残るのは①感染予防の基本動作(マスク・消毒・3密回避)と、④ワクチンの効果、
、
しかし、韓国や英国での感染急拡大をみると④ワクチンだけでも説明できない、
もちろん、3回目接種は絶対的に必要なのですが(後述)、
、
感染急拡大中の国と日本の違いを考えると、、、これが目立ちます、
① 感染予防の基本動作(マスク・消毒・3密回避)!!
日本人はあきらかにしっかりこの基本動作を守っていると思います、
実はこれが一番重要だったりするのではないか?そんな気がしてきました、
、
これに加えて『COVID-19の生存戦略』説、
やや説得力は低くなってきていますが、まだ可能性はある、
、
そして、2020年春頃に盛んに言われた『東アジアでは感染ピークが低い』という話、
日本人が多く持つ白血球の型「HLA-A24」がこの「ファクターX」ではないかという研究結果を理化学研究所が発表しました、
今のところ、ここら辺りが有力かな~、、、いや~~、ホント分りません、
、
◆気になる3回目接種の効果と副反応
先週のコロナ109でも3回目接種の効果(ファイザー社調査)を書きましたが、
先週もNHK「あさイチ」でこんな報告がありました、
3回目接種のオミクロン株への発症予防効果、
従来株への効果に比べると70%程度に落ちますが、それでも相当の効果があります、
、
そして、気になる3回目接種の副反応についても報告されています、
ざっくり書くと2回目接種の副反応と大差は無い、ということで良いと思います、
3回目接種は能動的に対応できる唯一の積極的な感染回避策です、
ぜひ、3回目接種の前倒しを期待します、
、
◆国内のオミクロン株感染者は50人(2021年12月17日現在)
国内のオミクロン株の感染者数は50人、うち47人は海外渡航歴がある方、
(12月20日速報値では感染者82人に急増)
空港検疫は有効に機能していると評価して良いでしょう、
、
渡航歴がない3人の内1人は検疫所の職員で待機施設で勤務されていました、
やはり、感染リスクがある仕事ですね、
しかし今は、1日でも長く検疫防御を守り抜くのが目の前の戦術、
検疫所職員の方には頑張っていただきたいです、
、
◆沖縄の米軍クラスターは危険
19日沖縄のキャンプハンセンで発生したクラスターはとても危険な感じです、
感染予防の基本動作(マスク・消毒・3密回避)について、日本人に比べると米軍はルーズな感じ、
市中感染はなんとしても防いでもらいたいのですが、、、
、
◆交互接種、経口薬、オミクロン株に備えての策も着々
とはいえ、世界の現状を見ると、いつまでも検疫レベルでオミクロン株を防ぎきれるとは思えない、
いつか、国内でもミクロン株の感染拡大が始まる、と覚悟しておいた方が良いでしょう、
、
ワクチンの3回目接種はその対策として唯一能動的に出来ることです、
その3回目接種をより容易にするために『交互接種』も容認されています、
とくにデメリットは無いようで、逆に高い効果を示す場合もある様です、
、
ただ、このデータは3回とも同量を接種した場合、
日本での3回目は2回目までの半分の量を接種するみたいです、
回数優先ということでしょうか?
、
さらに、開発が進んでいるファイザー社の経口薬について、
EUが『未承認ながら、重症者への投与』を認めました、
これもまたオミクロン株との闘いを有利に進めることが出来るかもしれない朗報です、
、
◆当面の対抗策
〇感染予防の基本動作(マスク・消毒・3密回避)
〇日本人に多い白血球「HLA-A24」
〇ワクチン3回目接種(交互接種も容認)
〇開発中経口薬の投入(未承認でも使用容認)
この4つの合わせ技でオミクロン株と対峙していくことになります、
せめて正月はゆっくりと過ごしたいモノです、
、
、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます