blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

朝礼のない朝

2011-07-04 20:31:56 | 日記
先週まで毎日行われていた朝礼が週二回ペースに変更になった。
厳密には一人はじかれているものの、全員が集合する時間が毎日ではなくなったことになる。
今日は全体の朝礼が省略されて、各エリアに分かれての朝礼から始まった。
これも毎日やっていることで、朝方一番の段取りが主に伝えられる。

今までの流れは、挨拶に続いて整理整頓に関する文言を唱和することから始まる。
先導の担当者は日替わりで一ヶ月に一度くらい回ってきて、唱和の後に各自思い思いのことを話す。
最後はマネージャーが連絡事項などを伝えて終わるという感じだ。

正直言ってわが部署の朝は、朝礼の前のラジオ体操から含めて締まりが今ひとつない。
体操など特に女性陣はほとんどが真剣にやっていない。
挨拶や整理整頓の唱和はそれなりにらしい感じになるが、実際の行動が伴わないので空念仏と化している。

それでも、形だけでも全員が集まる場というのは朝しかない。
言霊(ことだま)というものを信じるならば、たとえ空念仏でも一人一人の意識には間違いなく入る。
各自の思いを発言する機会もずいぶん間隔が空くことになり、月単位での入荷時のトラブルを報告していたベテランのTS氏は「出番が二ヵ月半間隔になったら覚えきれない」とこぼした。
どんな小さなことでも全員が共有すべき情報というものはあり、それらが伝達される機会が少なくなることが果たしてよいのか。
若手のY君までが「一体感がなくなる」と世代に似合わない心配をしている。

もともと良くも悪くも「自由」な職場にあって、はた目には残念ながら各人がそれぞれ最低限の線だけは守りつつも好きなように動いている実情があって、朝礼がどうこう言う以前に一体感などすでにない。
午後からの仕事量が少ないと見るや「オレひとりいなくてもいいわ」とばかりに急に帰宅する人、手が空いたとなれば正規の休憩時間でもないのにタバコを吸いに行く人、反対に必要のない仕事をして無駄に残業代を食う人など、数え上げればキリがない。

みんなが仲が良いに越したことはないのだろうが、幸か不幸かそれほど濃密なコミュニケーションがなくても回っていく仕事だけに、劇的に雰囲気が良くなるようなことはないと思う。
せめて自分自身は心にゆとりを持って、真剣に取り組む中でも周囲の雰囲気を少しでも柔らかくできるような振る舞いをしていければと思っている。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする