大雨じゃなかったから

台風18号は今も北上を続けていて、紀伊半島辺りでは被害も出ているようである。
今年は天気の面では何とも騒がしい年になっているが、荒っぽい気象は日本に限ったことではないようだ。
産業革命以来の工業化が、温暖化など地球環境の変化に影響しているのは間違いはないだろう。
しかしたかだか数百年の人間の活動というよりも、もっとスケールの大きい地球そのものの変革期が来ているように感じる。

台風の号はイヤだが、バレンティン選手、56号本塁打の日本記録は素晴らしい。
ニュース速報の字幕で知った時、思わず「やった！」と叫んでいた。
王さんが最初に打ち立てたシーズン55本の記録に、ローズ、カブレラの外国人選手2人が並ぶところまではいったが追い越すことはできなかったのをついに打ち破ったのが嬉しかった理由の一つ。
もう一つは、今回の相手チームが阪神というところである。
かつてシーズン54本まで来て巨人に勝負を避けられ王さんに追いつけなかったバース選手のこともあり、阪神の投手陣は勝負を避けなかった。
今後何度も打たれたところを放映される榎田投手には気の毒だが、阪神の投手が打たれたことをファンとしてはむしろ喜びたいのである。

さて、大雨も予想されていた今日ながら朝方は雨の気配がなかった。
富山県の西端、南砺市の旧福光町にあるスキー場で、トヨタの販売店が主催するラリーカーフェスタというイベントが予定されていて、空を見て思い切って出かけることにした。
富山県人でありながら、砺波市あるいは南砺市のエリアには親戚などもおらず正直なじみはない。
行くとすれば観光しかない土地であるが、そのスキー場にしても今まで行ったことはなく、雪のない季節、しかもクルマにからむイベントで初めて行くことになった。

クルマのイベントについては別ブログ（ブックマーク参照ください）に譲ることにして、画像にはゲレンデに咲いていた「キバナコスモス」を載せた。
ゲレンデ一面に広がって咲いている様子もよいが、あえて地上レベルにカメラ（スマホ）を置いて半分無理やり撮ったものが見てみるとけっこうお気に入りだった。
季節によってシャクナゲやアジサイが楽しめるようだが、今の時期はこのオレンジ色をしたコスモスである。
施設全体がヨーロッパ風にも感じたのは、スイスのリゾート地と友好提携をしている関係とは帰ってからパンフレットを読んで知った。
ごりごりの日本人ながら、ヨーロッパにあこがれの強い私には何となく居心地のよい感じがして気持ちよかった。
ゴンドラも運転されていたから乗ってもよかったが、もう少しスッキリした日ならなおいいだろう。

今日は富山からは遠目の場所だったとはいえ、同じ県内にもまだまだ知らないところ、行くべきところはある。
都会は都会で刺激はあるが、今年の成り行きとして「地元をより知る」流れになっている。
田舎は田舎で、都会にはない魅力は絶対にあるので、冬を迎えるまでに近場を宝探し的に巡ってみるのもいいのかもしれない。