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築地本願寺 歴史建造物

2016年06月15日 09時02分52秒 | 重要文化財 建造物・民浴など

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)
メトロ築地駅すぐ 

 

浄土真宗本願寺派(京都西本願寺)の直轄寺院・築地本願寺は、江戸時代初期の元和3年(1617年)、浅草近くの横山町に創建されました。江戸浅草御坊と称された当寺院は、明暦三年(1657)の大火で焼火した後、現在地に移転・再建されました。特に本堂の大屋根は、江戸湊に入る船の目印であり、江戸庶民によく知られた名所の一つでした。

 江戸時代から明治期にかけて何度か再建された木造の本堂は、大正12年(1923)の関束大震災で焼失した後、昭和九年(一こ四)に現在の本堂(鉄骨鉄筋コンクリート造、地上二階・地下となりました。
西本願寺二十二世宗主・大谷光瑞の依頼を受けた、設計者の建築家・伊東忠太(1867~1954)は、日本の伝統的な寺院様式ではなく、仏教の発祥地であるインドの建築様式を独自の解釈で外観に取り入れ、特異なな雰囲気をもつ伽藍を創出しました。
 花岡岩が用いられた建物中央の本堂は、L部に銅板で葺いた巨大な円形屋根がのせられ、左右対称にのびた翼部には鐘楼と鼓楼の塔屋を置き、正面中央と左右の人目には独特の曲線による破風を設けています。内部は伝統的な浄上真宗寺院の本堂形式でありながら、外観各部にはインド風の建築手法が見られ、入口の破風・柱頭飾り・屋根上の尖塔、さらに細部の装飾が一体となり、全体として調和のある外観を創り出しています。  当寺院本堂は、建築家・伊束忠太が最新の技術を用いて東洋的な建築を追求した典型例であるとともに、秀逸な建築デザインを保持する震災復興期の貴重な建造物といえます。また、本堂とほぼ同時期に建築された外周の石積塀や石造柱門(正門・北門・南門)も共通のデザインを踏襲しており、本堂と一体をなす貴重な建造物となっています。
これらの建造物は、平成二十六年に重要文化財とし指定されました。
 平成二十七年三月・・・・説明看板より

 

 

2014年12月10日、築地本願寺の「本堂」・「三門門柱、正門・北門・南門」・「大谷石塀」が国の重要文化財に指定。・・・・指定基準 意匠的に優秀 技術的に優秀

 

中へ入ってみました。
 

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