野田市 清水公園の入口にある金乗院は、応永5年(1398年)頃、京都醍醐山の宥秀上人により開山。
野田最古の寺院で、現在は、新義真言宗豊山派に属している。
清水公園は、元々、キッコーマンの一族である茂木家が、金乗院の庭を借りて、オープンした。
仁王門 朱色の大きな仁王門 約300年前に設立、平成10年に開基600年を記念して全面改修された。
金剛力士像 仁王門の2体の金剛力士像。
仏教の守護神で、厄災難を払っていくれる金剛力士像。
口が開いている方を「阿形」阿は梵字において最初の言葉で、口を開いていう為、阿形と呼ぶ。
口を閉じている方が「吽形(うんぎょう)」と呼ぶ。吽形とは口を閉じて出す最後の言葉で、吽形と呼ぶ。
阿吽で最初から最後となり、それぞれ宇宙の始まりと終わりを示している。
普段使われる「阿吽(あうん)の呼吸」も、この仏教用語からきている。
金乗院の門
算額 野田市・・・民俗文化財
金乗院に奉納された「算額」です。算額とは、和算家が自分で作った数学の問題や解答を書いて、
神社や寺院などに奉納した絵馬をいいます。
この算額は、市内に現存する唯一のもので、安政6年(1859)に奉納され、
奉納者は、清水の渡辺元五郎忠次ほか6名です。
これらの人たちは、船橋市後貝塚、最上流、高橋左内保永門下、後藤兵庫の門派です。
縦60センチメートル、横93センチメートルの杉の一枚板に枠をつけたもので、
3問の問題とその回答、作図などが描かれています。昭和44年に野田市の『民俗文化財』に指定されました。
野田市文化財のホームページより
金乗院本堂
不動堂(清水閑雲不動尊)・・・江戸時代初期の建物