写真で綴る気ままなすぎさん

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目黒雅叙園 百段階段のひな祭りを見に行って来ました。

2019年01月26日 08時50分12秒 | 展示・展覧会(目黒雅叙園)など

目黒雅叙園 百段階段のひな祭り 2019 を見に行ってきました。
百段階段(東京都指定有形文化財)のひな祭りのイベントは毎年、日本各地(信州・越後、京都、瀬戸内、九州など) 地域の大名家に伝わる婚礼調度のお雛さまや旧家や牽商に伝わるお雛さま、郷土玩具の素朴なお雛さまなど、各地に伝わる雛文化が展示されています。今年(2019年)は、青森・秋田・山形ひな紀行が展示されました。

百段階段 ひな祭りでは青森県の全長16メートル、津軽家の雛道具・津軽の郷土人形 下川原焼・八戸のお雛さまと段飾り・七戸の旧家に伝わるお雛さま・本荘藩主 六郷家の古今雛と極小雛道具・本荘ごてんまり・湯沢のお雛さま・高さ40cm、江戸時代のお雛さま・日本三大つるし飾り「傘福」・紅花の郷、河北町の雛まつり・創作人形作家 大滝博子「雛のある風景」という内容でした。

ひな祭りは十畝の間、漁樵の間、草丘の間、静水の間、星光の間、清方の間、頂上の間と展示されていますが、撮影できるのは「漁樵の間」だけでした。
漁樵の間
は、日本三大つるし飾り「傘福」
山形県酒田市周辺で飾られるつるし飾りのことで、福岡柳川の「さげもん」静岡稲取の「つるし雛」と並んで日本三大つるし飾りの1つです。

江戸時代から酒田に伝わるつるし飾り~女性たちが一針一針心を込めて子孫繁栄や無病息災、家族の幸せを願い細工物を傘に吊るし、地元の神社仏閣に奉納した風習・・・傘の中には魂が宿るといわれ子供が健やかに育つことを思い、また様々な願いを形にして61種類の細工が吊り下げられました。

手作りの小さな御菓子

つるし飾り 形と由来 いろいろな意味があります。
だるま・・・七転び八起きで福を招く縁起物。赤が疱瘡の魔よけとされていました
ふくろう・・・ 呪力がある 福や不苦労をかけて
雀、すずめ・・・ 五穀豊穣をあらわして、食に恵まれて丈夫になれます様にとの意味が込められています 
三番叟・・・ 祝い事につきもの・稲取の「子供三番そう」は今でも7月に実施
ほおづき・・・ 女性の守り神とされており、婦人病の薬効〔安産、月経不順、母乳不足〕の願をかけて
花・・・ 花のようにかわいらしく、そして美しく
桃・・・,邪気をはらい、延命長寿の意が。実が多く多産の象徴も
巾着・・・ お金がたまるように。お金に困らないように
ハト・・・ 神の使いともいわれるハトは、むせないともいわれ、お乳を飲む赤ちゃんに合わせてもいる
七宝まり・・・ 七宝の形を表す縁起物 幼子の遊び道具です
三角・・・・・ 香袋。お香は貴重品でした。気をしずめる香は薬代わりでもありました
這い子人形(はいこにんぎょう)・・・・ ハイハイの多い子は丈夫に育ちます。 健やかな成長を
俵ねずみ・・・・ 大黒さんのお使いであるねずみは、金運、霊力があるといわれ、子宝に恵まれ働きものになるように

他 いろいろあります。

漁礁の間には他に

百段階段入口のひな壇飾り
開催概要
開催期間 2019年1月18日(金) - 3月10日(日) /会期中無休
開催時間 10:00 - 17:00(最終入館16:30)
会 場 ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」

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