■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

大根炊き ~お寺のご利益ないが美味しさ10倍~

2018年12月14日 17時25分20秒 | 煮込み料理
古都京都の師走の風物詩に「大根焚き」の催事がある。諸病封じ・健康増進祈願・中風(脳血管障害による麻痺)封じなどを目的とし、京都市内の複数のお寺で行われる年中行事となっている。先駆けとなった千本釈迦堂では、お釈迦さまが悟りを開いた12月8日を記念し、大根を食べると無病息災で過ごせると、訪れた参拝者に大釜で炊かれた大根を振る舞われたのが始まり。


▲▼自家製の「大根炊き」は、少々定義を逸脱していているが‥‥‥


また了徳寺では、親鸞聖人が立ち寄った際に、村人が大根を煮てもてなしたのが始まりで、なんと約3000本の大根が大鍋で焚かれて参拝者に振舞われる。三宝寺では、日蓮上人の忌日の法要として「嵯峨豆腐のお揚げさんと一緒に焚かれた大根焚き」に、上人が冷えた身体を温める良薬として柚子を珍重していたことから「ゆず御飯」の接待もあるという。


▲▼古都の風物詩「大根炊き」は、京都の9ヶ寺でおこなわれる


その他の六ヶ寺でも、それぞれ云われは違うが、万人の健康を願っての「大根炊き」ということだ。調べたわけではないが、700円~1500円くらいの協力金が必要とのことで、二の足を踏んでいる罰当たりがここにいる。気になったのは「三宝寺」のお揚げさん入りが美味しそうだし、柚子ご飯もハッキリ言ってグルメ度合いが素晴らしい。


▲▼二日目のなべ底大根に、半熟煮卵と出汁がらの煮豚も盛り付けた‥‥‥


ワシの手許には、先日煮込んだ煮豚とその煮汁がある。いくら美味しい大根を炊くお寺があったとしても、煮豚のお出汁で炊く寺院はないだろう。煮豚のタレで、半熟煮卵を作って ←突っつくとリンク。盛り付けてみた。このブツは二日目のなべ底大根も兼ねての、自家製の大根炊きとなったが、味的には三宝寺に劣るものではないけれどご利益も何もない。ただし芋焼酎の強炭酸注入が超美味しい。


▼純粋の芋焼酎水割りに強炭酸ガスを注入しただけのシンプル芋酎ハイ





……………<切り取り線>……………

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
煮豚かなぁ〜 (炎のクリエイター)
2018-12-18 00:15:20
Brosaさん
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ

これは煮豚の分野でしょうね〜角煮であれば、もうちょっと気合を込めてとろとろになるように煮込みますからね。ゆずご飯は、果汁と皮の刻んだものを混ぜて炊くだけのようですよ。大根は、二日目のなべ底大根です。
いつも(^_-)-☆ありがとうです!
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こんばんは (brosa)
2018-12-17 23:51:31
これって豚の角煮ではないの?

柚子御飯の接待?
柚子御飯はまだ頂いた事がないです。

自家製の大根炊き。。大根に出汁がしみててメチャおいしそうです!
返信する
煮豚を出汁に炊く‥‥‥ (炎のクリエイター)
2018-12-16 18:00:40
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。

Keronpaさん
ほんとう暖っかいお店から、寒風ぴゅーぴゅー吹いているお外へ出ると、肝っ玉がキュっと縮み上がりそうになりますからね。(笑) これは、煮豚ありきのスタートでしたから、煮豚を出汁に大根を炊くってとこです。煮卵はいつも練習してますので、失敗は剥く時のボロボロ感だけです。「愛」ね?まだまだお熱いことで、幸せさんご夫婦は、真冬でもあったかそうです。

まさむらさん
京都は昔から「水」が悪いので、疫病や流行り病が横行したので「祇園祭」とかでお祈りして、悪鬼を鎮静化しようとしたようです、きっと、インフルエンザや質の悪い風邪なんかも、当時の京都では流行したので、大根炊きが有効だったのでしょう。びわ湖疎水で「水」が奇麗になってからは、随分と流行り病での死亡はなくなったようです。

くにちゃん
京都の催事は、お寺の精進料理の中での「だいこ焚き」ですからね、動物性のお出汁を使うわけには行かなったでしょうけど、実際食べたらやめられないようになるでしょうね。(笑) 煮豚は前日に炊いたのがあったので、そのお出汁で大根を炊くことにしたんですよ。もんちゃんは、帰ってくれば感知して元気になっていましたから、どうやら置いて行かれるのがストレスになって、動きが重くなったのでしょう。田舎の奈良はコンビニはだだっ広い駐車場があるだけ、都内のパパさんと違うところですね。

皆さんの応援に感謝します。
いつも(^_-)-☆ありがとうです!
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Unknown (くにちゃん)
2018-12-16 05:30:11
おはようございます
炎クリさん♪

昨日はお仕事お疲れ様でした。そしてお仲間との同窓会も多いに盛り上がった事でしょうね!!

豚肉しわ加減から、ほろりと骨の髄までも
出汁にとけ込み
旨み十二分に吸い込んだ
「だいこ炊き」べっ甲色に輝いてます。この煮卵絶品!!素晴らし~ぃ
精進のお揚げさんとの炊き合わせも勿論美味しいのですが
炎クリさんの動物性のお出汁で大根炊くの、是非にも先人にも食べていただきたい(笑

風邪引かれませんように、そうそう
大根の生は、抗体力アップに一番なんですてね。
先日のテレビでも言ってました。胃腸や風邪対策に。まさしく炎クリさんの日頃の実践どおりですよね^^

モンちゃんもどうか~お大事にね^^
コンビニトイレ事情、分りまぁ~す(笑
都内走行が、紛れもなく。路駐、走りこみ(笑
日曜日、ゆっくりおやすみ下さいよ~こちらこそありがとうございます。
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Unknown (まさむら)
2018-12-15 20:07:24
こんばんは~

 大根炊きですか旨そうですね。京都は以前はよく行ったんですが、最近は東京方面だけに。京都の冬の定期観光バスに美味しいものを食べるのがあったと思うんですが、その中に「大根炊き」も入っていたと。結局、行く機会をなくしてしまいましたが。
 炎クリさんの「大根炊き」、旨そうですね。というか、味の染み具合で、間違いなくうまいでしょう。煮豚もいいし、半熟卵も。見ているだけでお腹が・・・ ただ、焼酎は欲していませんので。念のために申し添えておきます。(目には毒です)
返信する
Unknown (keronpa)
2018-12-15 19:03:05
こんばんは

今夜は奈良で飲み会なんですね。
寒いときの飲み会は十分気を付けてくださいね。

炎クリさんの大根炊きは見事です。
半熟卵も黄身が中心にあってさすがですねぇ👏
煮豚もしっかり味がついて美味しそうです。

我が家の漢字一文字…
身近に愛がありすぎて『愛』に気がつきませんでした😂
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だいこ焚き‥‥‥ (炎のクリエイター)
2018-12-15 17:41:37
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。

くにちゃん
京都の複数のお寺での、大根焚きなんですが、有名なお寺さんでは、三千院でも催してらっしゃるようで、よりたくさんの拝観者で賑わっていることでしょう。6寺からのお店へ、もう暫くで到着のバスの中‥‥‥少しお腹の具合がおかしく「攻」の姿勢が、威勢だけ良かったんですが、ここに来てお外なものだから、コンビニトイレへ通い詰め。大根を食べて胃腸の働きを助けないとダメですね〜。(笑) 一番だいこ焚き効果が欲しいところなのにね? モンちゃんも、少し具合が悪かったんで心配だったんですが「お留守番」って言ったら、いつもに所定の位置で番犬のふりして座っていましたよ。

しじみちゃん
お寺で炊く大根は、お出汁に鰹も使えないんで、昆布などの柔らかいお味になっているでしょうね〜? 煮豚のお出汁なんて、とんでも無いって怒られそうです。ワシは、大根なら生で食べるのが好きなんですが、生でも身体には良い効果が普通にあるようで、白ご飯とおろしだけで充分一週間は続けられます。旬の大根、しじみちゃんも食べてくださいね〜。

皆さんの応援を感謝します。
いつも(^_-)-☆ありがとうです!
返信する
Unknown (しじみ)
2018-12-15 08:31:07
おはようだす

大根をそんなに炊くんだすね

炎クリさんの豚の角煮のおだしで

炊くのがめちゃ美味しそうだす

そうだすね、焼酎に会合うだすね

今朝は夕べのお鍋のお汁をとっておいたので

そこにいちょう切りにした薄切り大根いれて

お雑炊にして、いまから食べるところだす

ぷっちんだす
返信する
Unknown (くにちゃん)
2018-12-15 04:51:39
おはようございます
炎クリさん♪

うわぁ~大根だらけ~すごーい!!
大鍋にて仕込まれふるまわれる大根炊き
京都にて9箇所ですか
先人の訓えと共にしっかりと風土に根付いた大切な慣わし。いやぁ~素晴らしいですね。
大根に柚子。シンプルな旬の材料ですが、昔では大流行する前の風邪予防にもなってるんでしょうね。
炎クリさんのお手製大根のなんとおいしそうなこと。なべ底大根にとろ~り煮卵。
もうね~くにちゃんご飯持って「攻」めちゃいます(笑

早朝からの「攻」」体勢で。今年最後の奈良でのお仕事、納めてきてくださいね^^来年へ、そうそう繋がりますよ(笑

いつもこちらこそありがとうございます。炎クリさん♪
お気をつけて行ってらっしゃ~い!!
アタシも今朝はもうすぐ出発!!娘とこで~す。車混んじゃうからね。
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