■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

筍の土佐煮 ~旬のお味を下ゆでから鰹出汁で炊いてみた~

2022年04月15日 15時00分01秒 | 旬のもの
この時季になると、後輩が年中行事のように朝掘りの筍(タケノコ)を届けてくれる。これが、まさに旬の風味を戴くようで超美味しい。率直に感想を盛り込んだ俳句もご紹介するが、名人級の後輩の親父によって掘られた筍は「素晴らしい」の一語しか出て来ない。







ところが、後輩が自分で鍬(クワ)を振るって掘ったものは、タケノコの側面にためらい傷のようなものがあり、結構な深手を負っている。長年の経験が顕著に出る世界なのか、曲がり方を予想し、竹の地下茎とタケノコの接続部に鍬のひと振りで決める技はまさに名人級だ。



刃物あと 粗き筍 貰ひけり








朝掘りから米ヌカで下茹でして、流水に浸けて晒すまでの工程は「秒」を争う世界だ。お店で買うと当然にこの時間が、青果市場で競りにかけられ流通して店頭に出るまで、早くとも5時間はかかってしまう。この時間が短く新鮮な筍は、エグミは抑えられ風味に期待が持てそうだ。まずは筍を土佐煮に仕上げてみた。





リケンのかつお出汁は、化学調味料ではなく本物のかつお風味が楽しめる。食べやすい大きさに切って、薄味に設定したものを軽く煮詰めていくことで、お味が沁み込む手法を取り入れている。盛り付ける直前に、ボウルで追いかつお節をひと掴み、バサッと放り込んだら盛り付けて出来上がり。合計15本を超える本数は、お惣菜の業者のように‥‥‥ならばと大小の水煮筍をワンセットとして近所の友人達にお裾分け。







‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

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14 コメント

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Unknown (くにちゃん)
2022-04-15 15:28:45
こんにちは^^
炎クリさん♪


おぉぉお見事でございます!!
冒頭の若緑艶やかなお茶畑に
共演するかのように。。
春の土の香りが鼻をくすぐる
柔肌で、、掘りたての筍の横たわる様子!!
ほんと、生まれたての赤ちゃんみたいで、、もうね~なでなでしたくなる
そぉーーと
眠ってた赤子を抱きかかえ、丁寧に、1枚1枚皮をはいで、お鍋にお湯を沸かしてと~
まるで、かぐや姫のおじいちゃまの(失礼)心境よね(笑
有難いですね~掘りたてを炎クリさんにいの一番に届けて下さる後輩の方
それに応えるべく、大量の(笑。筍を汗水流して下処理なさる、そのお手間と労力!!
筍さんも、優しく微笑んで感謝してるかのようで。この渾身の「土佐煮」を一目みるだけで充分に分かりますよ!!
大好きなんです~アタシ。春の食べ物の中で、ダントツ一番と豪語していいくらい(笑

でもね~胃腸と、、そうそう~腎臓と(笑
大反乱を招いてしまう(笑
腎臓結石さんには。。これですよ~「おかか」!!食べ合わせが抜群なんです。
炎クリさん♪下処理と共に。大正解でございます。
この土佐煮。何度見ても、めちゃそそられちゃいます「ラブラブ💛💛筍ちゃん」(笑

年に一度の美味しい今の時季。。炎クリさん♪大変ではありますが、色々な筍料理を。大いに楽しんで下さいね!!
アタシも、ほどほどを心がけつつ、楽しみますよ「筍」(笑

ありがとうございます!!炎クリさん♪お疲れ様でした!!
返信する
Unknown (ra9gaki_do)
2022-04-15 15:39:52
こんにちは(^_^)
いつも温かいリアクション
ありがとうございます😊
故郷の新潟の叔母の庭には竹林があり
春ともなれば〜あちこちから筍が〜!
何しろ女手ばかり(;_;)
エイッと鍬を振り下ろしても本体には
近づけず(;_;)
苦労した事を思い出します。
札幌の青果コーナーに居並ぶ筍は
すっかり疲れ果てたお姿です。

いつも美味しいレシピ
ありがとうございます😊😊😊
今日もどうぞお元気でご活躍を!
返信する
Unknown (sinjyusai)
2022-04-15 15:49:34
こんにちは。

筍は鮮度が一番ですね

私も昔は筍山持ってる友人と良く堀に行きましたが
綺麗に取るのは至難の技です

後輩さんと同じく何度も切り傷が。(笑)

ヒメ皮も美味しいですね。

昔は堅いところが好きでしたが
今は歯が悪いので天辺ばかりです。(笑)
返信する
Unknown (raraotome)
2022-04-15 15:55:00
こんにちは。筍は時間との勝負です。普段は、ゆっくり朝寝の夫も、いまの時期だけは、夜明け前に竹藪に出勤です。
傷もの、半端もの、毎日出来ます。
掘り立ての筍は、水だけで茹でてます。薄味で炊いたのを天ぷらにします。わが家のいちばん人気。
土佐煮、いちどやってみますね。
ありがとーございます。
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Unknown (mirapapa)
2022-04-15 16:25:43
根元に一撃で鍬を入れるのは、なかなかに難しいものです。
もう20年ほど掘っていますが、失敗も多く、その域には達しません。
返信する
Unknown (りんこ。copelonmaru)
2022-04-15 18:46:14
こんにちは。

筍は、ほんと時間勝負ですね~。
掘りたてのモノは、生でも食べられますと言われ、食べたことありますが、
やはり茹でた方が美味しかったです(笑)。

山椒を、ぱ~んと叩いて乗せるといい香りですね~。
返信する
Unknown (おおばかめぐみ)
2022-04-15 20:55:28
こんばんは。

ためらい傷、面白いですね。
迷わず、見極めたところをひと突きの名人芸ですね。
新鮮な旬の食材は美味しいですね。
返信する
Unknown (ビオラ)
2022-04-15 21:21:55
今晩は〜。

一番最後のお写真〜。めちゃ綺麗に筍仕上がっていて、とても美味しそうで、また、鮮度高そうな感じ、伝わって来ますね・・・!

それにしても、沢山、毎年いただかれるんですね〜💖
それを一気に煮る用の鍋もすごい大きくって〜😊👍
モンちゃんパパ様の、ご近所のお友達も、毎春、筍煮を、楽しみになさっているかも・・・ですね〜♪

またね〜(^o^)/
返信する
Unknown (あんりママ)
2022-04-15 21:52:23
sugichanさん、こんばんは🎵

もうたけのこの季節なのですね。
お写真からたけのこの香りが漂って来ました。

今まで気づかなかったけれど、たけのこ掘りは難しいのですね。一句もすばらしいです。
こんなにたくさんのたけのこが入るお鍋、ものすごく大きいのでしょうね。

毎年、近くの直売所でたけのこを購入しますが、これからは朝一に行って、帰って直ぐに下茹でをしたいと思います。
ありがとうございます🌹
返信する
筍はスピード重視で‥‥‥ (sugichan_goo)
2022-04-16 00:03:30
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。

くにちゃん
日本茶発祥の地「朝宮」は宇治茶に分類されていて、人知れず記念碑やお祀りされている祠があるんですよ。その中でも、思いっきり山奥の茶畑なんで、まず何方も来ないでしょうところの写真なんですよ。春の味覚は朝掘りの筍で、掘りたては黒くはなく白~黄色い感じで「白子」って言うんだそうです。いえいえスピード重視で荒っぽく処理しましたから、くにちゃんが思い描いたものと随分違って、丁寧の「て」の字もなかったです。そして取り敢えずビールではなくて「取り敢えず土佐煮」を作ってしまうんですよ。筍が腎臓結石に悪いってんで、くにちゃんに教えて頂いて助かっていて感謝です。

楽描堂さん
お疲れさんです。札幌の青果コーナーから、リアクションも含めてありがとうです。ご実家新潟には竹林がありましたか? 北海道は竹が無いってのも随分昔にビックリしましたけどね。鍬で一気に掘り起こせるのに、我々素人には手持ちの小さなスコップで堀りなさい的なイメージですが、実際にやって見ると正確さと思い切りと技術を持っていないとあれは無理ですね。

Sinjyusaiさん
筍の鮮度は「秒」単位でどんどん悪くなって行くようで、水煮の状態までは早く処理したいものです。ワシも何回かザクッ!と鍬を一閃屋ttことがあるんですが、半分のところでした。ヒメ皮が柔らかい部分はお澄ましに、やや硬い部分は細く切ってキンピラにするんですよ。ワシは今でもカクカクした一番片ところが好きですよ。次に一番柔らかいところと矛盾しています。

Raraotomeさん
言ってしまえばRaraotomeさんご夫婦は筍のプロ、時間との勝負はワシでも解っているんですが、慣れたご主人でも傷ものにされる場合もあるんですね? です。育てておられる方は、土の入替えやお世話から、ある場所を大雑把に把握されているのが凄いことだと思います。掘り立ての筍は、水だけで茹でて良いんですね? 以前にもお聞きしたことがあるような気がしますが、なかなか上物にはお目にかからないですから今回のブツは特別ですよ。隠し包丁を入れた山椒味噌田楽も美味しいですよ。

Mirapapaさん
ひえぇ~! 20年のご経験があっても、根元に鍬の一撃は難しいとお聞きすると、後輩には無理だと今悟りました。ワシなんかが批判するには10年早いですね? いえいえ20年早いですね?

りんこさん。copelonmaruちゃん
筍の時間勝負は、懸命な皆さんなら当然ご存じなんですね? ワシも掘りたての生よりも、茹でた方が美味しいと思いました。さつま芋の焼き芋のように、掘った竹藪の横で丸ごと蒸し焼きにしたものは、サバイバル的なイメージが美味しい気持ちにさせてくれました。葉山椒は採取した時と、パ~ンと叩いた時には、素晴らしい香りが周囲に漂いますよね。

おおばかめぐみさん
ためらい傷、タケノコの場合では面白いですね。見極めたところに、一発で鍬を突きさすのは、それまでの土替えなどの地道な作業や、世話してきたからこそ判る感じで、名人技ではなくて努力の賜物だったんです‥‥‥そう思いたいです。

ビオラさん
お料理は綺麗に盛られているに越したことはないですが、エグミや柔らかさなども、筍の良し悪しを決めるのには大きな判断基準で、時間との勝負に勝ったからこそ絶妙だったんでしょうね。もチョット分割して3回くらいに分けて欲しいのが正直な気持ちです。一気に煮る大鍋は先ほど測ってくれば直径40センチでした。ワシはいつもそうなんですが、ビオラさんの昨日のブログ更新は予約投稿でしたか?

あんりママさん
筍の季節は、毎年何故か早くなっているような気がしますよ。4月下旬が今までの時期だったんですが、温暖化なのかヒートアイランド現象なのか何故か早いですね。はい!筍掘りは異常に難しいですよ。素人がやろうものなら半分の大きさでポキリと折ってしまうこともしばしばで。この大鍋は先ほど測ってきましたら直径40センチでした。これは複数の友人にお願いされる、芋と棒鱈を炊くのに買ったものです。筍は朝一に行って直ぐに下茹で流水晒しまで。あんりママさんは、ワシが言いたい毎度の要点を、ズバリ書かれておられるんで、凄い方だと察しております。

皆さんの応援を感謝します。
いつもありがとうです。(^_-)-☆
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