in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

5/16 砂月“AWAKING TO MOONLIGHT”at 新宿MARZ

2009-05-17 17:10:58 | ライブレポート
「砂月」はスポットライトに当たるべき存在だと思った。



“歌を届けたい”という意思があって、“その歌を聴きたい”というファンがいて。この関係が成り立ってこそ、ステージ上で輝ける。そう強く感じたライブでした。













しかし、客観的に観るとかなりグダグダでしたね笑 「もーさっちゃんたら! お母さんヒヤヒヤしちゃったわよー」みたいな。ホントに息子の発表会を見守っているような気持ちになりましたよ。


ギターのボリューム上げるの忘れて音でないわ(砂月さんエレキ弾いたんですよ)、服の袖が長すぎてピッキングしても鳴らないわ、歌の入る箇所を見失うわ………お母さん心臓バクバクだったわ!!笑




でもね、すごく一生懸命だった。先日リリースした4曲のほかに6曲も新曲を披露して、1曲1曲演奏するたびにMCもして。手づくり感のある、あたたかいライブだったかなと。MCでも言っていたけれど、とにかく早くみんなの前で歌いたかったんだなっていうのがすごく伝わってきました。


「La Lune」はやはりその気持ちを表した曲だったみたいです。“バンドが解散してからの決断を曲にした。月のようにみんなを照らす存在になれたらいいな”とおっしゃっていました。




セットリストは記憶があいまいだけど、1曲ごとにメモ的レポしますね↓↓


SE.⇒ステージを覆っていた紗幕があがる。天井にはシャンデリア、ステージには丸テーブルとアンティークの椅子。燭台や果物が並べられている。
そしてメンバーが登場。オイ!オイ!と拳をあげてむかえるオーディエンス。砂月白い衣装、赤いマニキュア、裸足。ほかのメンバーは黒い衣装。万葉さんメガネで執事みたい。凛さんはつばの広い帽子をかぶり貴婦人のよう。

AWAKE⇒砂月背中からふわっと客席にダイブ。

新曲⇒“灼熱の太陽”というワードが印象的(灼熱なんていうからDA●GOかと……すみませんっ!!)。拳のあがるはげしめナンバー。

新曲⇒桜というワードがはいっていた。バラード系の曲。

La Lune⇒「初めて人前でエレキギター弾くよー」と黒いギターを手に披露。ボリュームあげていなくて最初のストロークで音が出ない。すました顔でMCからやり直す砂月。

新曲「勢い」⇒「勢い」は砂月命名タイトル。勢いで作った曲らしい。ギターを掻き鳴らす。たしか客席は手拍子。

新曲⇒高校生のときに作った曲だそう。歌詩はついていない。コーラスのメロディがキャッチー。

君をつれて(カバー)⇒天空の城ラピュタの「君をのせて」に石井竜也氏が別詞を書いたもの。この詞がいまの砂月自身の気持ちにぴったりだったのだとか。

Vail of MARIA⇒「夢の中にいるような感じの曲。目を閉じて聴いてもいいよ」とMC。ファルセットがきれいに出ていた。優一さんのバイオリンのようなギターもきれい。しかし、ラストで同期がブツ切りされる泣

In a Lucid Dream⇒砂月キーボードを弾きながら歌う。語りではなかった。

新曲「Crystal」⇒タイトルはこう聞こえた。お立ち台でアカペラ披露。

新曲⇒優一作曲のもの。優一お立ち台でギターソロあり

AWAKE⇒2回目



-EN-
砂月ひとりで登場。「みんなに会えて超うれしい!」と話し、スペシャルゲストの匠を呼び込む。たくみんスーツで黒髪オールバック。893か。砂月にシャンパンをプレゼント。

恋に落ちて(カバー)⇒小林明子さんの曲。たくみんの弾くキーボードで歌うさっちゃん。

OASIS⇒舞台のときに披露した曲。たくみんキーボード、さっちゃんはアコギ(生音)。ギターやマイクを自分でセッティングしていた砂月、「王子なのに……」とぼやく。



-EN2-
物販Tシャツをメンバー全員が着て登場。Tシャツのデザインがやばい。胸の部分にでっかく「砂月狂愛」と書かれていて、カオス君(砂月が描いたクマ)が真ん中にドーンとプリントされている。おまけにこのカオスくん、吹出しで“CHAOS!”って言っている。

砂月「ほらカオスくん、“CHAOS!”って言ってるの!」

さっちゃんのセンスがカオスだ。


たくみんプレゼントのシャンパンを回し飲みしながらメンバー紹介。5人で飲み切る!



La Lune⇒2回目。優一さんが酒にやられたのかつらそうで一旦仕切り直す。


新曲⇒2回目(2曲めのやつ)。砂月が2回ダイブ。

AWAKE⇒3回目。砂月胸の前で十字を切り「月の光に導かれよう」と。これもダイブしてたかも。


ラストはたくみんをふたたび呼び込み、6人で手繋ぎジャンプ。




順番ちがうかもしれませんが、ざっとこんな感じでした。

音はねー、やっぱり優一さんが目立ってました。よくも悪くも。お立ち台に上がっていたときの彼のうれしそうな顔といったらなかったですもん笑 サポートだけど、サポートの枠じゃおさまりきらないギターを弾くのよね。ちょっとかわいいなーなんて思っちゃったけどさ。
上手の彼が歪み担当で、万葉さんがクリーントーンを担当していました。

万葉さんは砂月保護者みたいでした。たくみんとみかしを足して2で割ったような。さっちゃんを常にチラチラ心配してた感じ笑


でね、匠さんのキーボード演奏はすごく安心した。自分でもこれにはびっくりした。この人がいてくれたらさっちゃんが何やっても平気だなあ、くらいに思ったの。長年やってきた仲間だもんね。

そういえば砂月さんが「もっとこのメンバー(今回のサポートメンバー)でごはん行かないとなあ。合宿とかツアーに行くことによってグルーヴも生まれてくるしね」なんて語っていたのですが、これを聞いてちょっと切なくなりましたね。

匠さんは砂月さんのとなりでギターを弾かなければならない気がする……。叶わぬ願いかもしれませんが。






今回のライブの改善すべき点は、砂月さん自身がいちばんわかっているはずだと思うので、今後に期待ですね。

バンドの解散から約5ヶ月で音源リリースとワンマンをこなしたんだからたいしたものだ! 盲目だ! ……さっちゃんかわいかったんだよ、ホントに! おつかれさまでした。