KYOKUTOU GIRL FRIENDさんのアルバムリリース記念東名阪主催公演の1本目でした。お客さんの入りも上々でして、最後まで残っていた方が多かったような気がします。どのバンドさんも見ごたえあり!
◆THE MAD SIMPSON◆
スーツにガスマスクというヴィジュアルと、重低音の効いた破壊的なサウンドが異彩を放っている4ピースバンド。
うむ、やっぱり彼らは素人ではないでしょう。あの自信に満ちた堂々たるステージングは、やろうと思ってもパッとできるものではないですよねえ。以前に拝見したのは去年の夏だったのですが、そのときよりも煽りが多くなっていたり、手拍子を扇動していたりと、会場に反応を求めるライヴになったように感じました。
煽りといっても、“頭ふれー!”とか“ひとつになろうぜ!”といったものではなく、“全てを破壊しろ”だとか“お前だよお前!”とお客さんを指さしてきたりだとか“キチガイども!”だとか“氏ね!お前から氏ね!”だとか……けっこうギリギリな感じですが笑
ヴォーカルのLさんはお立ち台にマイクスタンドを叩きつけたり、その台をも放り投げたりと、これもまたかなりアブない暴れっぷり。シャウト、デスボイス、ファルセットを使いわけて、恐怖感すら抱かせてしまうヴォーカリゼーションも印象的でした。ベースのREOさんもデスボイスでコーラス(っていうよりVoと掛け合い)していて迫力あり。ヴォーカルは自由に暴れて、楽器陣は静かなる熱を込めているという感じかも。
マイクスタンド、ガンガンやりすぎて最後ぶっこわれてました。デーホリスタッフさんなにも言わないのかな(余計なお世話)。蛍光灯叩き割る方も出演しているハコだから寛大なのかな(自己解決)。
◆gaudie.◆
【SET LIST】
01.霹靂の青
02.自主規制
03.嘆きの果て-Pulse to tomorrow-
04.ラストダンス
05.Empty Garden
“やんちゃなセットリストでいく”という予告どおり、ドロッとした面を見せるよりも、イヤなことを吹き飛ばしてしまうくらいのアグレッシヴなライヴでした。
ただ、やっぱりどこか迷走しているような気がするんですよねーなんでだろ。拳を振りあげるような激しい楽曲中心のバンドになりたいのか、世界観重視の雰囲気で魅せるバンドになりたいのか……カテゴライズするのはよくないんだけどさ。
新曲の「自主規制」のサビが、もうなにかを超えてしまっていた……!あれはアリなのか!?笑 ほんとどこにいきたいんだろー!でもメンバーさんは楽しそうにライヴしていたから、あんまりツッコまないでおいたほうがいいのかしら。ブログを見ていると、メンバー間の結束がだんだん強まっているのが目に見えておもしろいですしね。よい方向に転がりますように!
◆次世代エキサイト◆
【SET LIST】
1.絶叫スピーチ
2.言霊サンライズ
-MC-
3.新曲1
4.新曲2
5.maegami wig head
本日始動した新人(?)バンドさん。
個人的に、久々にエレキを弾く淳さんを拝見したので、楽しくて楽しくてかなりテンションあがってました。2曲目の変態チックなイントロフレーズと、3曲目の歌モノのギターソロがすきでした。ソロのほうはアドリブだったそうで。アドリブって聞くと、いつも“えーっそうなのー!? うっわーすげー!!!”って思ってしまうよ笑 それがカッコよかったなら余計に!
キリオさんは、JIVEのときに拝見したことがあって、そのときは“ガラさんに似た歌い方をする方だなあ”と思っていたのですが、今回はそこまで感じなかったかも。曲に合わせられるヴォーカルさんなんですかね。そういえばジュンノさんは脱キリト氏したのかな(脱線)
お客さんをノせる曲あり、聴かせる曲ありと、バラエティにとんでいてメリハリがついているライヴでした。また機会を見つけて観に行こうっと。
4月9日に主催イベントを行なうことが決定&「センチメンタルロジック」という音源を発売するそうです。
◆トーマス◆
きかんしゃトーマスのトーマスではなく、トーマス・エジソンのトーマスなのかな。ムック流にキャラクターからとったバンド名なのかと思っていました。ダリ流だったのね。
どうでもいいけど「トシ」ってお名前かわいいよね。トシさんじゃなくてトシくんって呼びたくなっちゃうよね。
前の赤いジャケットを着たアー写のイメージが強くて、哀愁漂う感じのサウンドなのかなあなんて思っていたのですが、想像より激しめのバンドさんでした。「涙色ラボラトリー」が聴けて余は満足じゃ。
……と、ここで記憶がない。貧血。ああ、嫌な汗かいた。
◆cocklobin◆
あれーこんなバンドさんだったっけー。しばらく観ていないうちにアグレッシヴになっている!だけど「黒」い世界にずるずるとひきずり込むのは相変わらずお手のもの。
5月16日に初のワンマンライヴを渋谷RUIDO K2にて行なうそうです。なんとniguさんはバンド人生でも初ワンマンなのだとか。意外!9GOATSさんとのカップリングツアーも期待ですね。
すみません、体調すぐれずちゃんと観られなかった……。
◆KYOKUTOU GIRL FRIEND◆
【SET LIST】
SE_
01_放送禁止のブルース
02_縄と拡声器とヒロイン
03_完全犯罪
04_罠
05_夜光虫
06_堕落論
07_勝手にしやがれ
08_闇を嗤え_警告
-EN-
09_拝啓、売国奴の皆様 靖国の空が哭いています
10_禁忌
-EN2-
11_勝手にしやがれ
なんだか背筋のシャキッとする勢いのあるライヴでした!
音が半端なく力強くて圧倒されてしまいました。ダウンチューニングでゴリゴリ骨太ロック!とかではない、シャープで研ぎ澄まされたキレ味のある強さね。この日はサリーさん(また刈り上げたのかしら)にすべてもっていかれたー!初めてKGFさんのライヴを拝見したときもサリーさんに釘付けだったのですが、そのときの感覚といっしょで。“うっわーこのベースさんマジかっこいいいいい”って笑
【罠】と【夜光虫】は、ライヴで聴くたびにさまざまな表情を見せてくれます。倫堕さんが【夜光虫】演奏後にお辞儀をしていらして、会場から拍手が沸き起こっていました。めずらしい光景。
アンコールを終えても彼らを呼ぶ声は収まらず、なんとダブル・アンコールも!
ケッチ「気合い入ってんなあ~」
サリー「アンコールありがとう」
と弦楽器陣のおふたりもMC。これもまためずらしい光景。
そして、ケッチさんの扇動で、なかなか姿を現さない倫堕さんを“リンダ!リンダ!”と倫堕コールでステージに呼び込む。突然の事態に照れながら登場した倫堕さんでしたが、“どうせだからもっと呼んでくれよー!”というおちゃめな素顔ものぞかせていました。
「あしたは日曜日だから、筋肉痛になってもだいじょうぶですよね。闇を嗤え―――!」
ラストはふたたび【勝手にしやがれ】。ケッチさんがお立ち台でゴキゲンギターソロ大フィーバー!そのあとにヴォーカルが入るのに倫堕さんは笑いをこらえきれていませんでした笑
最後まで残っているお客さんが多かったので、会場中の拳があがるその景色は感動ものでした!大げさかもしれないですけど、ほんとにこれはシーンをひっくり返せるんじゃないかと思ってしまったよ。びっくりするくらい大きなアンコールの声も揃っていて、武道館かと思ってしまったよ(言いすぎ)
出演バンドさんもお客さんも、全力でイベントを盛り上げようと、楽しもうとしていたから、こうやって素敵な時間を過ごせたのだと思います。キレイごとではなく素直にそう思えました。
名阪公演も大切なアルバムとともに最高なものになることを願います。お気をつけていってらっしゃいませー。遠征される皆様もガンバーグリス……†
次世代エキサイトも最前で見たし、トーマスは暴れたし、極東彼女もアンコールでデカイ声出したし、全力で楽しみました^^
トーマスは、発明がコンセプトなんですよーなのでトーマスエジソンで正解ですw前のドラムが脱退してしまったので、哀愁系から若干、路線変更しました。基本は、哀愁系ではあるのですが。
次世代エキサイトも予想どおりなwバンドだったので、これからたまに通うかと思いますvv
本当にいいイベントでしたよね。おつかれさまでしたー!