ランコと電話をしていると猫の声がしきりに聞こえて来る。いつものことなのですが、時にはその声が人恋しそうだったり、呼んだりしているように聴こえるのです
・・・やっとその理由がわかった。ねこのポニョ子は、元々は娘が飼っていたのですが、結婚して北海道に行く時、ランコの家で預かる事になった。
その後、娘のユウちゃんは、猫を飼える住宅に引っ越したのですが、今度は赤ちゃんが生まれたりして結局ランコの猫になったのです。
ランコと暮らしてもう5年になろうとしているのに、電話が鳴るとハッとした顔で飛んでくるんだそうです。「ユウの声を聴かせると、分ったかなんだか知らないけれど、フンって顔して向こうに行っちゃうから、多分わかってんだね~」
そのユウちゃんが夏休みや正月に赤ちゃんを連れて帰って来ると、猫の苦難の日々が始まるわけです・・・
動物には順位があるので、赤ちゃんが上か、ポニョ子が上に来るのか・・・赤ちゃんだったミューちゃんが歩き出した正月あたりは、ほぼ猫の位置は決まったようで・・
もちろん、それは猫の世界のオキテであり、人の子のミューちゃんは単に猫ちゃんに触りたくて追いかけるわけでしょうが
ユウちゃんはどうしたって赤ちゃんのお世話が中心になるので、それを見ているポニョ子は、日増しに食欲も落ちて、だんだん二階から下りて来なくなるんだそうです。
「ユウ達が帰ると、これがまた大変で、淋しいのと悔しいのと、一緒になったような顔して、、、しばらく落ち込むこと・・
猫の感情も大変なのよね~」
「・・やっぱり本心は、ユウと一緒に暮らしたいんだと思うよ~でも、もうそれも無理なんだって分ったでしょうよね~」
・・・私は、ランコと九州に行く予定だったけれど、ほぼ諦めた。九州は最低2日必要だし、猫をおぶってこいとか言ったものの、これ以上辛い想いをさせるのも忍びない。
ランコの猫は歯が無いので、なかなか他所に預けられませんね。家のサンも以前は猫のホテルに預けて旅行したりしていましたが、断られたのです。
神経質過ぎて、食事はしないし、鳴き続けたとかで、他の子の迷惑になるので、もうお預かりできません!
うちは息子達が近くに居て、時々様子を見に来てもらえるので、4、5日はお留守番できます。
よく猫は家につくとかいいますが、どうなんでしょう、ランコの話を聞いていると猫のこころが切なく愛おしい。
ランコは溺愛形で、人にも猫にも良く尽くすのです。私は猫にも野生を維持してもらいたいと、あまりかまわない。
——今年は夢によく動物が出て来るし、その理由はまだ分らない、、、
実は、白熊の夢もあったのですが、あまり奇想天外で書かなかったのです~
アナサジの少女の近くにいたグリズリーが、白熊になっていた。転生していると分ったのです。
その白熊は、動物園に飼われていましたが、ある音を聴かせると人間と共存できるようになって、子供達の楽器に合わせてリズムをとっていた
神智学的には、動物は「群魂」なので、基本的には転生しないということです。でも、狼とシベリアンハスキーは近い種族なので、可能性はあるかもしれない、とのことでしたが、さすがに、大御所にグリズリーのことは、言えなかった・・・
猫のこころと春の風はひとのこころをときほぐすようで・・・