先日、就職ガイダンスの講義にて。(再び、横須賀へ行って参りました。)
公開模擬面接や全体講評が終わり、質疑応答の時に出た質問です。
「…入退室の練習の時に、ドアノブ意外のところを押さえたりなさっていましたが、
私が以前出た就職セミナーでは、ドアノブ以外のところを触ってはいけない、と説明がありました。どうなんでしょうか?」
^^;
それはそのとおり、ドアの開閉はドアノブを使いますね。しかしケースバイケースです。
今回のような大教室では、防音も兼ねて扉が重いことがあるのです。
片手で簡単に開閉できるドアばかりではないですね。ドアノブ以外に手を添えて開閉して失礼になるかといえばそんなことはありません。
よろしいですか? と答えると、わかったようなわからないような顔でうなずいている。
今ひとつ腑に落ちないのね。聞いてきた話と違う話されると、混乱するんですね。それも、わかります。
………
もう、ね、今回に限らず、学生がなんだかかわいそうでなりません。
ノックは2回ですか3回ですか、とか、ドアノブ以外触ってはいけませんか、とか、
どこで仕入れてくるのやら 大抵は就職セミナーなどらしいけど、
…そんなことで落ちませんから!!!!!
マナーとして、ノックがどうとか、扉の開け閉めがどうとかの知識を仕入れておくのは必要かもしれませんが、
だからといって、それが完璧にできなかったら面接落ちますか?
ダメだったとしたら、他の理由です。
質問した子にもう少し詳しく聞いてみたら、
「せっかく綺麗にしてあるドアに指紋をつけたりするなど失礼にあたるから、ドアノブ以外触ってはいけない」と聞いた、とのことでした。
…指紋がついたら拭けばいいと思う。社員さんが。室内整備も仕事のひとつ。指紋がついてイヤだってそれは自分の仕事が増えてイヤだってこと?
就職のための面接で、せっかく自分の会社に興味をもって面接受けに来てくれた学生さんたちなんでしょう。
来てくれてありがとう、ぐらいに思ってたら、ドア触ったから、指紋つけてったからダメ、失格なんてことしないでしょう。
どっち側の目線に立つか、ということなんだと思います。
どうしても採用したい人材だったら、採用になるだろうし、入社したあとで、面接のときにこうだったけど、こうした方がいいよ。と、教えてあげればすむことです。
それが、迎え入れる側、大人としての立場なんじゃないだろうか。
ドアのノックもそうです。ノックってこれから入りますよ、という合図なのだから、回数にこだわるなんておかしい。
耳そばだてて聞いてる?それで、2回だ3回だって数えてる?それで、合否基準にする?
もし、するとしたら、「そんなことも知らない学生は採用しません」なんて会社があったとしたら。行かなくてよろしい。
就職の面接なんて、誰だって生まれて初めてのことで、学生は本当に緊張でどきどきしてるんです。大人が思う以上に。
セミナーに出たりしてすごく勉強したり、知識も仕入れてる。
でも、知っているのと、できるのとでは違う。
誰だって、緊張してたら思わず間違えてしまうってことある。
会社がどういう人を採用するのかといえば、「これからがんばってくれる人」を採用するわけです。
知らないことがあったら、入社してからどんどん教えてあげればいいだけです。
社員教育も仕事のうちです。
学生向けの就職セミナーもいろいろなところがやっているけれど、
中には、「これができなかったら落ちます。」みたいにいうところがあるらしい。
その、「これ」という対象が例えばノックだとか扉の開閉だとか。
すごく小さいことまで、あれこれ言うらしいのね。
それで、学生が困ってる。ああ言われたりこう言われたり。情報が多すぎて、困ってるんです。
確かに、志望動機などが確立されていなかったら、ちょっとまずいかな、とは思うけれど。
あと、実際に面接で、「…ずいぶん安っぽい靴ですね。」といわれて、泣いてしまったという女の子がいます。
失礼な!!!
じゃ、あなたお金出してあげてよ!きちんと磨いて、きちんと履いている。何がいけないの?こんなこと、面接でいうなんて。
…新聞にも載っていたけれど、学生は学業が第一なのに、就職活動で学校に来られないということが大変に多くなっている。
説明会などはなるべく平日昼間をさけてほしい、と大学の協議会から企業へ申し入れをしたそうです。ほんとに、そう思います。
なんだか、就職活動に関しては、年々「ちょっと違うんじゃないか」という感じが強くなっています。
…であっても、負けるな、若者よ
「私にはなくて、あなたがたにあるものはなんですか。」と質問したところ即答で返ってきました。
「…若さです!!」(^_^.)(^_^.) そのとおりです。即答ありがとう^^; まあ、それもそうだけど、
「…そうですね…加えて、未来です。希望です。可能性です。時間です。しっかり、将来を見据えて、今をがんばってください!」と、話を締めましたが
本当に、社会へ出るということ、すなわち「就職活動」は学生にとって大変な山場となっています。
でも、こちらがそういう意識を持ちすぎていると、学生もあせってしまうので、
懐を大きく、広く。あせらずあわてず。いつでもどっしりと構えて、どーんと送り出したい。
がんばれ、負けるな、学生のみなさん!!!!!ファイトだよ、ファイト!!
(^^)/~~~
公開模擬面接や全体講評が終わり、質疑応答の時に出た質問です。
「…入退室の練習の時に、ドアノブ意外のところを押さえたりなさっていましたが、
私が以前出た就職セミナーでは、ドアノブ以外のところを触ってはいけない、と説明がありました。どうなんでしょうか?」
^^;
それはそのとおり、ドアの開閉はドアノブを使いますね。しかしケースバイケースです。
今回のような大教室では、防音も兼ねて扉が重いことがあるのです。
片手で簡単に開閉できるドアばかりではないですね。ドアノブ以外に手を添えて開閉して失礼になるかといえばそんなことはありません。
よろしいですか? と答えると、わかったようなわからないような顔でうなずいている。
今ひとつ腑に落ちないのね。聞いてきた話と違う話されると、混乱するんですね。それも、わかります。
………
もう、ね、今回に限らず、学生がなんだかかわいそうでなりません。
ノックは2回ですか3回ですか、とか、ドアノブ以外触ってはいけませんか、とか、
どこで仕入れてくるのやら 大抵は就職セミナーなどらしいけど、
…そんなことで落ちませんから!!!!!
マナーとして、ノックがどうとか、扉の開け閉めがどうとかの知識を仕入れておくのは必要かもしれませんが、
だからといって、それが完璧にできなかったら面接落ちますか?
ダメだったとしたら、他の理由です。
質問した子にもう少し詳しく聞いてみたら、
「せっかく綺麗にしてあるドアに指紋をつけたりするなど失礼にあたるから、ドアノブ以外触ってはいけない」と聞いた、とのことでした。
…指紋がついたら拭けばいいと思う。社員さんが。室内整備も仕事のひとつ。指紋がついてイヤだってそれは自分の仕事が増えてイヤだってこと?
就職のための面接で、せっかく自分の会社に興味をもって面接受けに来てくれた学生さんたちなんでしょう。
来てくれてありがとう、ぐらいに思ってたら、ドア触ったから、指紋つけてったからダメ、失格なんてことしないでしょう。
どっち側の目線に立つか、ということなんだと思います。
どうしても採用したい人材だったら、採用になるだろうし、入社したあとで、面接のときにこうだったけど、こうした方がいいよ。と、教えてあげればすむことです。
それが、迎え入れる側、大人としての立場なんじゃないだろうか。
ドアのノックもそうです。ノックってこれから入りますよ、という合図なのだから、回数にこだわるなんておかしい。
耳そばだてて聞いてる?それで、2回だ3回だって数えてる?それで、合否基準にする?
もし、するとしたら、「そんなことも知らない学生は採用しません」なんて会社があったとしたら。行かなくてよろしい。
就職の面接なんて、誰だって生まれて初めてのことで、学生は本当に緊張でどきどきしてるんです。大人が思う以上に。
セミナーに出たりしてすごく勉強したり、知識も仕入れてる。
でも、知っているのと、できるのとでは違う。
誰だって、緊張してたら思わず間違えてしまうってことある。
会社がどういう人を採用するのかといえば、「これからがんばってくれる人」を採用するわけです。
知らないことがあったら、入社してからどんどん教えてあげればいいだけです。
社員教育も仕事のうちです。
学生向けの就職セミナーもいろいろなところがやっているけれど、
中には、「これができなかったら落ちます。」みたいにいうところがあるらしい。
その、「これ」という対象が例えばノックだとか扉の開閉だとか。
すごく小さいことまで、あれこれ言うらしいのね。
それで、学生が困ってる。ああ言われたりこう言われたり。情報が多すぎて、困ってるんです。
確かに、志望動機などが確立されていなかったら、ちょっとまずいかな、とは思うけれど。
あと、実際に面接で、「…ずいぶん安っぽい靴ですね。」といわれて、泣いてしまったという女の子がいます。
失礼な!!!
じゃ、あなたお金出してあげてよ!きちんと磨いて、きちんと履いている。何がいけないの?こんなこと、面接でいうなんて。
…新聞にも載っていたけれど、学生は学業が第一なのに、就職活動で学校に来られないということが大変に多くなっている。
説明会などはなるべく平日昼間をさけてほしい、と大学の協議会から企業へ申し入れをしたそうです。ほんとに、そう思います。
なんだか、就職活動に関しては、年々「ちょっと違うんじゃないか」という感じが強くなっています。
…であっても、負けるな、若者よ
「私にはなくて、あなたがたにあるものはなんですか。」と質問したところ即答で返ってきました。
「…若さです!!」(^_^.)(^_^.) そのとおりです。即答ありがとう^^; まあ、それもそうだけど、
「…そうですね…加えて、未来です。希望です。可能性です。時間です。しっかり、将来を見据えて、今をがんばってください!」と、話を締めましたが
本当に、社会へ出るということ、すなわち「就職活動」は学生にとって大変な山場となっています。
でも、こちらがそういう意識を持ちすぎていると、学生もあせってしまうので、
懐を大きく、広く。あせらずあわてず。いつでもどっしりと構えて、どーんと送り出したい。
がんばれ、負けるな、学生のみなさん!!!!!ファイトだよ、ファイト!!
(^^)/~~~