一週間前に、いったい誰がこんなことを予測したでしょうか。
被害のあった相馬市は祖父のふるさとです。
祖父は101歳、視力がほとんどなく左半身が不自由で、入院生活です。
一人暮らしの祖母に電話したら、地震のときはちょうど親戚の人たちが遊びにきていて、大勢だったので怖くなかった、とのことです。元気なのでよかった。
おじいちゃんは?と聞いたら、「おじいちゃまは。静かに寝てらっしゃった。」とのこと。
「相馬があんなになったことは、言わんでおいてね。」と涙声。言わないから、安心して。
入院中の祖父は、地震のときに、付き添いのおばさんに「早く逃げなさい」と、まだ少し動く右手で合図したんだそうです。
そして、揺れるベッドの上で、静かに胸の上で手を組んで、ずっと目を閉じていたそうです。
付き添いのおばさん一人では動かせないので、「だれか!ここにいます!」と祖父の手を握ったまま大声で叫んでいたら、
祖父が何か言っている、急いで耳を近づけると「早く逃げなさい。つきのみやさん(近所の神社)へ逃げなさい。井戸もある。あそこは燃えないから。早く逃げなさい。」と、ずっと言っているんだそうです。
それで、おばさんが泣きながら祖父のベッドごと動かそうとしたんだけれど、酸素ボンベなどもあるのでだめ。
もう、本当にだめだと思っていたら、ゆれもおさまって、その後も無事にすごせているとのことです。
逃げたくても逃げられない人がいる、助けたくても助けられない人がいる、神さま、助けて。
神さまつながりで うちの近所の神社は鳥居が落ちてしまっていました。ああ、びっくりした!

神頼みはムリ、ってこと?いいえそんなことはないはずです。「どうか地震がおさまりますよう、みんなが助かりますように」と、一緒にいたちゃむちゃんと一心に祈りました。
祈りの対象とは別にして、人を助けられるのは、やはり人しかいないのです。
(それにしても石原都知事の無神経な発言「天罰」には驚いた。優しさのかけらも感じられない。この期において、人として口にすべき言葉ではない。)
夕方、街へ出てみたけど半分ぐらいしかお店はやってない。シャッターほとんど降りてる。
スーパーやコンビニは開いているけど食料品がどこも売り切れ。停電の影響もあるみたい。
うちはもう、お米がない。明日、3合炊いたらそれでおしまい。どこにも売ってない。
でもお餅やスパゲティ、ラーメンはまだあるし、缶詰もある。ツナ缶にマヨネーズかければよし。
おなかがすいたら「気のせい」だと思って、早く寝ればよし。
被災地では、おにぎり1個だけ、電気もなく、真っ暗で寒くておなかがすいて、どんなに心細いことか。
赤ちゃんのミルクはどうしてるんだろう。
普段でも、哺乳瓶は消毒したりして使うでしょう。きれいな哺乳瓶や粉ミルクはあるんだろうか。
暖かいお湯はあるんだろうか。赤ちゃんて冷たいと飲まない。暖かくないと、飲まないのよ。
母乳にしても、お母さんの状態が心配。体質で出ない人もいるし、ショックで出なくなることもある。
私は上の子のとき、あまり母乳が出ずに粉ミルクにお世話になりました。もし、ミルクがなかったら…
オムツも替えてあげないと。お風呂もいれてあげないと。ああ、なんてこと、大勢の赤ちゃんたち。おかあさんたち。涙がでる。
祖父のように、動けない人。ケガや病気の方。辛いだろうな。
食料品、水、毛布、生命維持のためのものは至急だけど、細かいものでも必要なものはたくさんある。
私はこのまえたった一泊だけど避難先で困ったのが「コンタクト」。
ワンデイタイプをずっとつけてて、目が痛くて仕方なかった。寝るときもしたまま。次の日帰れたからよかったけれど。いつも予備をポーチに入れてるのだけど、たまたま使ってしまってなかったのです。
同じように、眼鏡がなくて困ってる人もいるでしょう。目がよく見えない、ってつらい。
それから女性の生理用品。 私、帰宅してから生理になりかけたけど、止まってしまった。出血しない。やはりストレスかな。
避難先で生理用品がなくて困っている女性の方、大勢いると思う。
原発のこともあり、娘たちを大分(義父の故郷で親戚がたくさんいらっしゃる。お墓参りで数年前に行きました)へ預けたら、と義妹からメールがきた。
子ども達には未来があるから、ですって。
それはそうかもしれないけど 冗談じゃないわ。こんなときに離れ離れになるなんて。
いろいろなこと、もちろん不安よ、でも立ち向かう。不安や恐怖は立ち向かった時に消える。
負けるものか、泣くものか
できることをする。
地道に、いつもどおり、いつもの生活をする。子どもを守る。
がんばろう、日の出ずる国、日はまた昇る、必ず昇る。
(^^)/~~~
被害のあった相馬市は祖父のふるさとです。
祖父は101歳、視力がほとんどなく左半身が不自由で、入院生活です。
一人暮らしの祖母に電話したら、地震のときはちょうど親戚の人たちが遊びにきていて、大勢だったので怖くなかった、とのことです。元気なのでよかった。
おじいちゃんは?と聞いたら、「おじいちゃまは。静かに寝てらっしゃった。」とのこと。
「相馬があんなになったことは、言わんでおいてね。」と涙声。言わないから、安心して。
入院中の祖父は、地震のときに、付き添いのおばさんに「早く逃げなさい」と、まだ少し動く右手で合図したんだそうです。
そして、揺れるベッドの上で、静かに胸の上で手を組んで、ずっと目を閉じていたそうです。
付き添いのおばさん一人では動かせないので、「だれか!ここにいます!」と祖父の手を握ったまま大声で叫んでいたら、
祖父が何か言っている、急いで耳を近づけると「早く逃げなさい。つきのみやさん(近所の神社)へ逃げなさい。井戸もある。あそこは燃えないから。早く逃げなさい。」と、ずっと言っているんだそうです。
それで、おばさんが泣きながら祖父のベッドごと動かそうとしたんだけれど、酸素ボンベなどもあるのでだめ。
もう、本当にだめだと思っていたら、ゆれもおさまって、その後も無事にすごせているとのことです。
逃げたくても逃げられない人がいる、助けたくても助けられない人がいる、神さま、助けて。
神さまつながりで うちの近所の神社は鳥居が落ちてしまっていました。ああ、びっくりした!


神頼みはムリ、ってこと?いいえそんなことはないはずです。「どうか地震がおさまりますよう、みんなが助かりますように」と、一緒にいたちゃむちゃんと一心に祈りました。
祈りの対象とは別にして、人を助けられるのは、やはり人しかいないのです。
(それにしても石原都知事の無神経な発言「天罰」には驚いた。優しさのかけらも感じられない。この期において、人として口にすべき言葉ではない。)
夕方、街へ出てみたけど半分ぐらいしかお店はやってない。シャッターほとんど降りてる。
スーパーやコンビニは開いているけど食料品がどこも売り切れ。停電の影響もあるみたい。
うちはもう、お米がない。明日、3合炊いたらそれでおしまい。どこにも売ってない。
でもお餅やスパゲティ、ラーメンはまだあるし、缶詰もある。ツナ缶にマヨネーズかければよし。
おなかがすいたら「気のせい」だと思って、早く寝ればよし。
被災地では、おにぎり1個だけ、電気もなく、真っ暗で寒くておなかがすいて、どんなに心細いことか。
赤ちゃんのミルクはどうしてるんだろう。
普段でも、哺乳瓶は消毒したりして使うでしょう。きれいな哺乳瓶や粉ミルクはあるんだろうか。
暖かいお湯はあるんだろうか。赤ちゃんて冷たいと飲まない。暖かくないと、飲まないのよ。
母乳にしても、お母さんの状態が心配。体質で出ない人もいるし、ショックで出なくなることもある。
私は上の子のとき、あまり母乳が出ずに粉ミルクにお世話になりました。もし、ミルクがなかったら…
オムツも替えてあげないと。お風呂もいれてあげないと。ああ、なんてこと、大勢の赤ちゃんたち。おかあさんたち。涙がでる。
祖父のように、動けない人。ケガや病気の方。辛いだろうな。
食料品、水、毛布、生命維持のためのものは至急だけど、細かいものでも必要なものはたくさんある。
私はこのまえたった一泊だけど避難先で困ったのが「コンタクト」。
ワンデイタイプをずっとつけてて、目が痛くて仕方なかった。寝るときもしたまま。次の日帰れたからよかったけれど。いつも予備をポーチに入れてるのだけど、たまたま使ってしまってなかったのです。
同じように、眼鏡がなくて困ってる人もいるでしょう。目がよく見えない、ってつらい。
それから女性の生理用品。 私、帰宅してから生理になりかけたけど、止まってしまった。出血しない。やはりストレスかな。
避難先で生理用品がなくて困っている女性の方、大勢いると思う。
原発のこともあり、娘たちを大分(義父の故郷で親戚がたくさんいらっしゃる。お墓参りで数年前に行きました)へ預けたら、と義妹からメールがきた。
子ども達には未来があるから、ですって。
それはそうかもしれないけど 冗談じゃないわ。こんなときに離れ離れになるなんて。
いろいろなこと、もちろん不安よ、でも立ち向かう。不安や恐怖は立ち向かった時に消える。
負けるものか、泣くものか
できることをする。
地道に、いつもどおり、いつもの生活をする。子どもを守る。
がんばろう、日の出ずる国、日はまた昇る、必ず昇る。
(^^)/~~~