気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

中川部屋はやはり閉鎖

2020-07-13 18:46:03 | 鶴竜・御嶽海&大相撲
降格処分の中川親方 3人の弟子に「ぼんくら」「殺すぞ」暴言と暴力繰り返す
7/13(月) 17:38配信 東スポWeb

日本相撲協会は13日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、弟子に対して不適切な指導を行った中川親方(54=元幕内旭里)の処分について協議。
同親方を「降格」(委員から平年寄への2階級降格)の懲戒処分とし、中川部屋は閉鎖されることになった。
相撲協会の発表は以下の通り。

中川親方は今年2月、弟子Aに対してちゃんこをこぼさずに運ぶように注意した際に顔面中央付近を右の拳で1回殴打。
3月の春場所中には弟子Bの仕事の不手際に立腹して背中を1回蹴り、左顔面を左の平手で1回叩いた。
また、別の場面では弟子Bが居眠りをしていたことに腹を立て、正座をさせながら説教。腹を3回蹴り、胸部を拳で2回殴打した。
さらに昨年夏ごろには弟子Cに対して浴衣の帯の結び方が乱れていたことを理由に左こめかみ付近を拳で1回殴打したという。
3人にはいずれもケガはなかった。

また、中川親方は前出3人の弟子に対して「ぼんくら」「クビにするぞ」「殺すぞ」などといった暴言を繰り返していた。

相撲協会の賞罰規定では、懲戒は重い順から「懲戒解雇」「引退勧告」「降格」「業務停止」「出場停止」「報酬減額」「けん責」の7段階。今回の処分は3番目に重い処分となる。



処分、軽いのでは!?

ここからは、私の記述です。
横綱・日馬富士の暴力事件以来、何人の力士・行司・呼出しが不祥事で辞めました?
その度に協会は、反省し、もう二度と同じ過ちは繰り返さないと誓ったはず。
しかし、個々の協会員たちは所詮、他人事だったのですよ。
右から左へスルーってやつです。
この中川という親方、最悪ですね。
特定の3人の弟子を人間として見ていなかったようです。
些細なことで立腹し、暴力と暴言の数々---。
こういう人は、親方の器ではありません。
協会も、旧春日山部屋の復興を決める際に、この人にやらせてはいけなかった。



で、協会の処分ですが、なぜ2階級降格なのでしょうか?
最初の報道では、中川親方から「退職届」だったか「退職願」が出ていたはず。
力士が暴力を振るうと、強制的に引退・廃業させますよね。
当時最高位の行司と呼出しの不祥事のときも、謹慎後に退職届を受理しました。
なぜ、暴力・暴言を実行した親方が2階級降格止まりなのでしょう?
正直、過去に何人、いや何十人も2階級降格の親方はいますよ。
しかし、皆、2年もすればまた復権しているのです。
ほら、日馬富士事件で降格した某親方だって、もう理事に復帰しています。
退職届が出ているなら、責任を取って辞めて貰っても良いのではないでしょうか。
それが親方同士の馴れ合い体質と言われる所以です。


横綱・旭富士の引退相撲では横綱土俵入りで露払いを務めた旭里


中川部屋所蔵の9力士等は、時津風・伊勢ヶ浜・二所ノ関の3つの一門に分かれて移籍。
場所直前に部屋消滅という信じ難い事実。
どれだけ、力士たちは精神的なダメージを受けるのでありましょうか?
特にこの部屋の力士たちは、短期間でこれが3度目の移籍ですから、気の毒でなりません。

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