こんばんわ 鈴木有機農園です。
尿道に結石が溜まり、緊急手術をうけました。 出荷間近の肥育牛です。
肛門から手を入れ診察しています。 その結果、膀胱がパンパンに膨らみ危険な状態です。 緊急を選択しましたが、屠場が受け入れ拒否され、4日間の屠場休みの為、手術になりました。
局所麻酔をかけて肛門の下を切開し、腕を入れて尿道をひっばりだしています。 悪戦苦闘のすえ、何とか尿道を出して結石をとりだしました。
尿管に小豆大の結石が700キログラムの体重の牛に障害を与えていました。 気づくのが遅れれば、廃牛になり兼ねませんでした。
♂牛は尿道が長いため、尿結石の障害が起きやすくなります。 メスは短いため、この病気に罹る率は少ないのです。 17日に屠場に出荷する事になりました。 畜産農家のこんなリスクと隣り合わせの経営です。