☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

3・25 ドキュメント

2008年03月29日 | 病気・健康
その日 私は、いつもより早い5時に起きて2匹のお散歩を済ませました。
(以来、毎朝その時刻に起こされます) 

そして2階の洗面所で目にしたものは・・・

 なにこれ?!
洗面ボールが割れているではありませんか!!!
以前からヒビが入ってはいたのですが・・・
聞けば娘が昨夜ドライヤーを落としたら割れたとのこと 
やってくれました。。よりによって、こんな日に・・・

鏡に映る、くたびれた寝起きの顔はお化粧してもごまかしがきかず・・

2匹に見送られ私は病院にむかいました。

患者さまは、早朝より手術に備えて忙しくしておりましたが、昨夜はよく眠れたと顔色もよく笑顔で迎えてくれました。
自分でも、こんなに平常心で居れるのが不思議だと。
先生方に対する信頼度がそうさせていたようです。

「腹減った~~」としきりに訴えて冗談言って笑いながら、9時前には手術室に向かいました。

私は夫のベッドのある部屋で待つことにしました。
義妹が来てくれるとのことでしたが、手術が終わる頃に来てもらうことにしました。こういう時は、かえって他の人が居るとお相手することに気を遣って疲れるので一人のほうが気が楽です。このところ色々と忙しかったのと寝不足もあって私はとても疲れていました。
同室の人も「待っている人のほうが疲れるから楽にして休んでいたほうがいいですよ」と声をかけてくださり新聞を読んだりしていましたが待ち時間というのは、とても長く感じ、何度もため息が・・




午後1時を過ぎたころ「手術が終わりました」と連絡が入りました。 

廊下で待っているとむこうから白衣に着替えた主治医の先生が、手にビニール袋を提げてニコニコしながら「うまくいきましたよ~!見てみますか?」と私を処置室に案内し手術で摘出したものを見せていろいろと説明してくださいました。
大きな栗のような大きさのグロテスクなそのものに私は一瞬たじろいでしまいましたが、切除に際しては膀胱や腸と隣接しているので技術を要するとのお話を伺っていたこともあり「非常にきれいに採ることができました」という先生の言葉に感謝の気持ちがいっぱいで深々と頭を下げお礼を申し上げました。


患者さまは麻酔からの覚醒もよく、先生から「手術は成功しましたよ」と声をかけられて、嬉しくて少々興奮状態!
酸素マスクをかけながら、何やら大きな声でしゃべり続けています。
顔は少しむくんでいましたが「何もわからないうちに終わった!」と。
「少し静かに休んでいなきゃダメだよ兄さん」と妹に注意されながらも、強がってテレビはないのか?とか、うるさいし。。

そのうち麻酔も切れてきて「体中が痛~い!!!」
そりゃあ、臓器をひとつ摘出する手術をし何時間も硬直した体がなんともないわけがないのです。
私も子宮筋腫の手術をした時、手術の痛みよりベッドの上で体中が痛くてまるでゴツゴツした岩の上にでも寝ているような辛さが記憶に残っています。

看護師さんは、本当によく患者さまの要望を聞いてくださり先生方もよく顔をだしてくださいました。
痛み止めをしてもらい、楽になったら「早く帰れ!あの子たちが待っている」というので私はあとは看護師さんにお願いして家に帰りました。

長い長い一日が終わりました。