☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

病室の風景

2008年03月30日 | 病気・健康
手術が終わった翌日、いつもの部屋の窓際のベッドに戻ってホッとした様子の夫。



入院する前は個室を希望していましたが、今ではすっかりお部屋の人たちとも仲良くなり、いろいろと情報交換したり退屈もせず「一人部屋なんてとんでもねぇ」と気に入ってるご様子。

どこでもよく眠れるし、話好きで、さみしがり屋ときたら何も個室にこだわることはなかった。もちろん同室の人たちに恵まれていたから言えること。

 病室は6人分のベッドが置いてあるが夫が入院した時は4人。
お向かいのAさんは『腎臓移植』で入院されて1か月ほどになるという。
奥様から臓器の提供を受けての手術をされたとのこと。
「むずかしいことを言うと”返して!”と言われるから、かみさんに頭が上がらない」と笑顔をのぞかせながら拒絶反応と闘っておられる。


夫が手術を終えた日、隣のベッドに新たに入院してきた青年も父親からの移植を受け、一度退院して再検査のための入院だという。
今日の午後の退院を前に、いろいろと話をしてくれた。

(桜の蕾もまだ固く) 


移植に携わっておられる先生は、ご自身も交通事故に遭われて片方の腎臓は失くしているが「この通り元気でいられる」と提供される家族の方を励ましてくださるとのこと。不安の中で何よりの励みとなり、どんなにか心づよいことでしょう。

家族のために決断し自身の体を提供された方の強い意志に感服するとともに、移植を受けて、その人のためにも頑張っている姿に”命の大切さ・家族の在り方”を深く考えさせられた一日でした。

病室で耳にする様々な情報は心強く、患者同士が互いに励まし、いたわりあいながら一日一日を過ごすことができて本当によかった。そして地元で良い病院と先生に出会えたことはとても幸運だったと夫は言いました。