私のうちでは、父が生きていた頃、主に、小鳥屋、ペット屋さんをやっていた。
今ではもう流石にそういった人はいなくなったが、新聞屋で、うちで「ミルワーム」という、小鳥に与えるぎょう虫のような、虫を買った買ったと騒いで、だから新聞取れ、とさわぐ人がよくうちには客としても、新聞売りにも、来ていた。
母に言わせると、一番迷惑な客で、そういった類の客は、一箱、百円程度で、ぜんぜんうちには商売の儲けにはならずに、それを、釣り道具屋よりもうちのほうが、安く売っていたので、狙ってそれら釣り人達がうちに来て買っていた。うちは、原価ギリギリで売っており、儲けにもならなかった代物だった。
どうせなら、うちで売っている、小鳥や、鳩、九官鳥、ニワトリなどを買ってもらいたい位なのに、そんな安い品物しか買わずに、その我が家が商売をやめた後で母が強調して言っていたのが、そいつら新聞屋が、後出しじゃんけんの如くに、そんな商取引があるかと、母なりに言い分があった。
だから、そうした事を一度でも言った新聞屋からは二度とはうちでは新聞はとらなかった。
それから話は変わるが、うちで、ある男性が、二、三匹、カゴ毎、ハムスターを、買って行った男の人がいた。これが、非常に、その人には失礼だが、笑えてしまう。
その人は結婚していて、その、男の人には、不倫相手がいた。
そうして、その男の人は、少しペット好きで、我が家にもよく、来ていたのは、周知の事実だった。
その男性の妻の女の人は、ある日、その女の不倫相手と、その旦那が相手の家の、同じ屋根の下で一緒の所を見てしまう、惨劇を味わう。
その傍らには、うちで買ったと判った、ハムスターが、クルクル回る車輪のような、ハムスターのおもちゃの道具と共に、そのかごに回って、ハムスターがいたのを、決定的瞬間を、そのご婦人は、見てしまった。
そのご婦人が、我が家に来て、その話を、報告がてら、涙ながらに、悔しそうに、母に喋っていった。あなたの店のペットだったのよ、と。
その旦那さんは、よくうちでペットを買いに来ていたので、バレてしまった。
後年、母は、思い出したように、その事を、私に話していた。そういう、面白いと言うか、ペット屋をやるというのも、大変なんだなあ、と私個人は、思っていたその頃でありました。
以上。よしなに。wainai
向田邦子さんの、小説かドラマに、似たようなお話があったのですね。事実は小説より奇なり、というのに、その伝で言えば、小説のほうが先をいっていた、向田さんならやりかねない、やるだろうな、とも、思い致しました。
ともかく、昨日の晩方、出来合いの、コーヒー牛乳を飲んでしまった私が愚かでした。
それに、私の福祉を担当為されている、A相談室のSさんとお話しを昨日は電話で話し、かなり、将来の事共等を話したので、精神的にも緊張してしまったのかも知れません。
来週からは、それら面接で、スケジュールが埋まり、尚、今週も今の時刻でも明日、病院の通院日であり、又、半日がかりで行って来なければならない。
しかし、けれども、途中のマイクロバスに乗るのが大好きな、変わった風の私です。
窓から見る風景が、電車みたいで何とも楽しく、カッコ良い。
普段はうちにいる自分が、この時は遠出が出来て嬉しい、個人的にも。
とにかく、気分が新鮮にリフレッシュされて、この今の病院の方が、私なりに、非常に落ち着けるのです。
以上。よしなに。wainai