翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

星の神秘

2005年02月10日 | 歴史
太古の昔から、星占いで政を決めたり、危険を予知していたことはご存知のところだと思います。
昨年亡くなったアメリカのレーガン元大統領はナンシー夫人の星占いによって行動していた?ことでも有名でした。これは当時、ワシントンのスターウォーズと呼ばれたそうです。

危険を予知する占いとしては古代ローマのシーザー暗殺が有名ですね。
シェークスピアのジュリアス・シーザー(第1幕)によれば、
街頭に立つシーザーに対して群集の中から一人の男(占い師)がこう叫びます。
"Beware the ides of March!"=「3月15日にご用心あれ!」
これを聞いたシーザーは、予定していた元老院への出席を一時はやめようとしますが、思い直して出向き暗殺されてしまいます。
これは、シェークスピアだけでなく、プルタークの英雄伝にも記述され史実とされています。

占星術は、神秘的な宇宙の法則に基づくもので、天体の動きから人間に与えられた運命との相関関係を発見し、それによって未来を予測する体験的科学と言えるのではないでしょうか。
地球から天体の運行をみて毎日変化する星と月の相関の位置を特定して、その日の出来事を記録し、集積していく統計的思考なのです。
この数千年にわたる経験則は、現代の科学でも解明できないまま、私たちの生活にとけこんで生き続けているのです。まさに星の神秘ですね!

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