翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

元原稿の誤訳?

2005年05月17日 | 英語・翻訳
いえいえ、私のことではありません^_^;

日英の場合の日本語原文のことです。
日本語でドラフトするときに、起草者が英文を参照し、その際何かを見ながら独力で訳しているか、あるいは対訳本を参考にしている、ということが合理的に推測される(あぁ、何て硬い表現…)ことがあります。

つまり、日本語の原稿をつくるときに参考にした英文を誤訳して、そのまま日本語原稿に埋め込んでくるのです。

具体的には書けませんが、[A=甲]と訳すべきところを[A=乙]と誤訳して、「甲が~」と書くべきところを「乙が~」と書く、というわけです。

驚きますか? 実は、こういうことはよくあるのです(@_@)

誤訳に基づいた日本語原稿を正しい英文に「訳す」(というより「戻す」の方がいいか)のですから、普通の翻訳作業では追いつきませんよね(^_^)

そういうときは、これも楽しみのひとつと考えればいいわけで(ちょっと苦しいか)

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