立飲み屋の裏を返す ＠マンナ

一人の男が日ノ出町駅に降り立った。




メールが入る。
男は歩きスマホは嫌いなタイプだ。
丁度信号待ちだしエエやろ。
男はメールを読んだ。
今宵の仕事の指示である。　　ちなみに本当は仕事ではないが・・・

眉を顰め男は目を上げた。

信号が青から赤に変わったところであった。

男は慌てて辺りを見回し、ふとため息をついた。

横断歩道の一番前でメールに夢中になり一信号（もしかしたら二信号）通行人の邪魔になりながら佇んでいたのだ。

「この糞親爺、こんな邪魔な所でスマホに夢中になってんじゃねぇぞ」
心の耳の中で繰り返されていた。

早くその場を立ち去りたい
男はメールで指示をされて目的地を変更したかの如く、隣の横断歩道に向かった。
しかし、その瞬間その方向の信号は青の点滅が終わり赤へとその色を変えた

恥の上塗りである

「俺の後ろに立つな」
男の心の中の口は呟いた。


だが、残念ながら辺りに人っ子一人居なかった

我に返った男は歩を進めた。

大岡川ではレーザー光線が
何かのリハーサルのようだった。




男は思った。
「あっしにはかかわりのねぇ事でござんす」



男は一軒の立ち飲み屋の前に到着した。

一杯やんけ



丁度一組店から出てくるところであった

男はその一団が出終わるのを待って店に入った。

「ホッピー頂戴な」



ホッピーを受け取ると、再び口を開いた。

「キュウリ頂戴な？」
「キュウリって何？」
「え、キュウリ」
「キムチの？」
「そうです」
「ないよ」



男はメニューも見ずに、オーダーしようとしたことを恥じた。

まるで、得意げにノールックパスを披露しようとして、自分たちのゴールに蹴り込んだ間抜けDFのようだ

男は注意深くメニューを眺めた。




「じゃぁ白菜で」



ちなみに、本日のキムチは大皿に入れてあるのである

言うまでもないが、結構辛いのである。
お子ちゃまチキンとしては

「チヂミも頂戴な」

すかさずオーダーした



程なくチヂミが届けられた。



これで、キムチもなんとか消費できそうだ



ナカを順調にオーダーする。

奥の方のお客さんが一斉に帰られた



この機を逃す手はない。
「スンドゥブ頂戴な」



辛いものは苦手なれど、結構こういうのは好きなのである

ナカを再びお代わりして




臨戦態勢である



まぁ言うまでもないが、

熱いのである。

グツグツである。



参ったか。

殻付きの浅利は２～３個しか入って居ないが、むき身の浅利は結構な数入って居る。



これはいわゆる輸入ものだろうなぁ・・・



何だかんだで完食し、ご馳走様でした。



別の河岸を求めて流浪の旅に



この立飲み屋も行って見たいし、



知らないお店は次々と出来てるし



今日の処は商店街のライトアップを見るだけで許してやるかぁ



そういう季節だもんなぁ～




過去の訪問記録
2018年6月：ナムルに煮込み、ビビンバまで

お店の情報は個人の備忘録と掲載しています。訪問時とは所在地、営業時間、定休日等変更になっていたり、そもそも誤った内容を記載しているかもしれません。最新の情報は食べログなどでご確認ください。
『マンナ』
神奈川県横浜市中区若葉町2-15
・日ノ出町駅から386m
営業時間：
定休日：

黒い豚カレー焼そば ＠マルちゃん

そろそろ、ラグビーの日本W杯も近付き、オールブラックスvsワラビーズってビッグマッチも控えてるんですね

どんな試合になるんでしょうか。

フラッとスーパーの山積みコーナーに行くとこんなものが



黒い豚カレー焼そば

そういえば、いつぞや赤いきつね焼うどんなるものをしょくしたんだったっけなぁ・・・



普通に焼きそばのルックス

お湯を入れて3分待って



油揚げ麺の独特の香り（臭い）がきになるところではあるが

まずは、液体ソース



そして粉末ソース

などを振りかけるとスパイシーな香りに嫌な臭いが多少は緩和されるか



具材は非常に寂しいのですが、100円のカップ焼きそばとしては普通に食べられるお味かな



達人の真面目なレポートはこちら