台湾は台北に行ってきた。新規市場開拓の為のマーケット調査が主な目的である。
うちの今期の経営方針のひとつとしてオレが掲げた海外市場へのアリカコレクション導入のためである。
実は、オレにとって台湾は生まれて初めての地であった。着いた初日は、あまりに海外に来たという実感がなかった。
街の印象は、香港とシンガポールを足して2で割ったような雰囲気である。
初日はうちの親父同行にて、スリランカの親父の親友よりの紹介の方とミーティングであった。
まぁ仕事の話はさておき…
初日の夜、グランドハイアットの部屋より夜景を見ながら一人ワインを飲みつつ、何故、台湾がこれほどまでに海外に来たと思えないのかぼんやり考えていた。
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1. 日本からの物理的移動時間
2. 同じような顔をした人々の中にいるから
3. 暑いとはいえ、日本より2ヶ月ほど前倒ししただけの気候変化
4. 台湾人の気質と振る舞い
私感乍、(4)が一番強いような気がする。韓国でも上海でも感じない日本人に似たものがあるような気がするのであった。
翌朝、親父と伴に『故宮博物院』へ出向いた。
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あまりガイドブックに載ってるようなところを訪れないオレだが、ここは別格である。中国の長い歴史に皇帝により蒐集された宝物が展示されているのだ。世界4大博物館のひとつともされている。
これは行かねばなるまい。
ヨーロッパ有数の美術館や博物館はこれまで結構見てきたが、ここの陶器の数と比べるとそれら全ては子供だましのようなくらい凄かった。
しかしこれだけの財宝を『蒋介石』はよくも本土より台湾へ移したものである。圧巻であった。この中国文化がシルクロードを渡り、ヨーロッパの陶磁器の世界に影響を与えたのは当たり前の事であろう。
すぐに疲れてしまう親父をホテルに残し、街をぶらぶら散策した。
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道端にはアジアの他の街に見受けられる屋台がある。どれもとても美味そうなのであった。
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赤ワインを求めにコンビニに入ると、茶色い液にて茹でられた卵がどの店にも置かれていた。はて、これはどんな味がするのであろうか…。
翌日、買って食べてみた。
どうやら聞くところによると、ウーロン茶で茹でられたもののようだが、八角の香りがわずかにするゆで卵であった。個人的には日本のゆで卵にお醤油をかけて食べるほうに軍配があがる。しかし台湾人はこれがこの上なく好きらしい。
ホテルの近くに小さな市場をみつけたので入ってみる。
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市場の中のひとつの店で、店員が集まり餃子を巻いていた。美味そうだ。
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魚屋があった。よく知る魚も並んでいるが、日本では見かけない魚もあった。じーっとみてたら、隣のおばちゃんがボラを求めた。どうやって食べるのだろうかと疑問に思った。ちなみにボラはイスタンブールでも魚屋に並んでおり、人気のようであった。
台湾ではナガコさんに大変世話になった。心強いパートナーである。彼女を交えての会合は、オレの英語から始まり、彼女の北京語、そして日本語。これらがくるくる廻るような会話となる。先方の英語理解力に差によりその比重が会合ごとに変わるのであった。
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ショウロンポウを食べに連れて行ってもらった。ナガコさんにショウロンポウの食べ方を学ぶ。こいつは美味い!
この店は恵比寿にも支店があるらしく、人気店なのであった。でもきっと恵比寿で食べるより、この小汚い店で食べるほうが10倍は美味いのであろう。
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火鍋も食べに行った。火鍋は上海でも楽しんだのだが、この店も予約を入れないと入れないくらいの地元の人気店なのである。
辛党のオレはもっぱら辛いほうが専門なのであった。付けダレは若干すっぱい酢が入った醤油ベースに、青ネギを好きなだけ入れる。それに鍋で煮た肉野菜を浸して食べる。
最初はすっぱすぎる感じが気になったのだが、食べ進むうちにそれが気にならなくなり、どんどん美味い美味いに変わってくる。
見たこともない赤茶色の豆腐のようなものも入っており、これは何かと聞くと、鴨の血を固めたものらしい。これも美味かった!
全部が美味いのである!
しかし究極は… やはり『夜市』である!
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ここには正直、美味すぎて参った!!
食べる物全てが美味いのである!そして安い!『夜市』のこの喧騒の中で、適当に歩きながら、または青天井に並べられた座席に腰掛けて食べるのだ。
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ついに今回、『臭豆腐』にチャレンジした。異様に臭い。
しかし、それを浸されたタレと絡め、ラー油のような辛いソースをちょちょっとかけて食す。臭いけど美味い!美味い!!
これは間違いなく揚げたてでないと食べれないだろうが、台湾人が好むのも分かるような気がした。なんでも経験である。
その他、気になっていた『葱油餅』と『鳥肉飯』は横綱級の美味さであった!
他に食べる物がなくても、このふたつがあれば、オレは1週間問題なく過ごせるであろうと思える美味さなのであった。
台湾にある日系百貨店副社長とこの国について色々話す時間があったのだが、7年近く単身駐在しておられるこのお方も、毎日飽きることなくこういう美味いものばかり食べられているのだろうなぁと思うと、ある意味、羨ましく思えたのであった。
とにかく台湾は美味い!台湾は全部美味いのであった!!
この地への次の出張は恐らく7月、そして10月となろう。
台湾フードがオレの中の台湾市場開拓のプライオリティを上げているといっても過言ではないようにも思えるが、さすがにそうではないとここに記しておこう~。
うちの今期の経営方針のひとつとしてオレが掲げた海外市場へのアリカコレクション導入のためである。
実は、オレにとって台湾は生まれて初めての地であった。着いた初日は、あまりに海外に来たという実感がなかった。
街の印象は、香港とシンガポールを足して2で割ったような雰囲気である。
初日はうちの親父同行にて、スリランカの親父の親友よりの紹介の方とミーティングであった。
まぁ仕事の話はさておき…
初日の夜、グランドハイアットの部屋より夜景を見ながら一人ワインを飲みつつ、何故、台湾がこれほどまでに海外に来たと思えないのかぼんやり考えていた。
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1. 日本からの物理的移動時間
2. 同じような顔をした人々の中にいるから
3. 暑いとはいえ、日本より2ヶ月ほど前倒ししただけの気候変化
4. 台湾人の気質と振る舞い
私感乍、(4)が一番強いような気がする。韓国でも上海でも感じない日本人に似たものがあるような気がするのであった。
翌朝、親父と伴に『故宮博物院』へ出向いた。
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あまりガイドブックに載ってるようなところを訪れないオレだが、ここは別格である。中国の長い歴史に皇帝により蒐集された宝物が展示されているのだ。世界4大博物館のひとつともされている。
これは行かねばなるまい。
ヨーロッパ有数の美術館や博物館はこれまで結構見てきたが、ここの陶器の数と比べるとそれら全ては子供だましのようなくらい凄かった。
しかしこれだけの財宝を『蒋介石』はよくも本土より台湾へ移したものである。圧巻であった。この中国文化がシルクロードを渡り、ヨーロッパの陶磁器の世界に影響を与えたのは当たり前の事であろう。
すぐに疲れてしまう親父をホテルに残し、街をぶらぶら散策した。
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道端にはアジアの他の街に見受けられる屋台がある。どれもとても美味そうなのであった。
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赤ワインを求めにコンビニに入ると、茶色い液にて茹でられた卵がどの店にも置かれていた。はて、これはどんな味がするのであろうか…。
翌日、買って食べてみた。
どうやら聞くところによると、ウーロン茶で茹でられたもののようだが、八角の香りがわずかにするゆで卵であった。個人的には日本のゆで卵にお醤油をかけて食べるほうに軍配があがる。しかし台湾人はこれがこの上なく好きらしい。
ホテルの近くに小さな市場をみつけたので入ってみる。
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市場の中のひとつの店で、店員が集まり餃子を巻いていた。美味そうだ。
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魚屋があった。よく知る魚も並んでいるが、日本では見かけない魚もあった。じーっとみてたら、隣のおばちゃんがボラを求めた。どうやって食べるのだろうかと疑問に思った。ちなみにボラはイスタンブールでも魚屋に並んでおり、人気のようであった。
台湾ではナガコさんに大変世話になった。心強いパートナーである。彼女を交えての会合は、オレの英語から始まり、彼女の北京語、そして日本語。これらがくるくる廻るような会話となる。先方の英語理解力に差によりその比重が会合ごとに変わるのであった。
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ショウロンポウを食べに連れて行ってもらった。ナガコさんにショウロンポウの食べ方を学ぶ。こいつは美味い!
この店は恵比寿にも支店があるらしく、人気店なのであった。でもきっと恵比寿で食べるより、この小汚い店で食べるほうが10倍は美味いのであろう。
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火鍋も食べに行った。火鍋は上海でも楽しんだのだが、この店も予約を入れないと入れないくらいの地元の人気店なのである。
辛党のオレはもっぱら辛いほうが専門なのであった。付けダレは若干すっぱい酢が入った醤油ベースに、青ネギを好きなだけ入れる。それに鍋で煮た肉野菜を浸して食べる。
最初はすっぱすぎる感じが気になったのだが、食べ進むうちにそれが気にならなくなり、どんどん美味い美味いに変わってくる。
見たこともない赤茶色の豆腐のようなものも入っており、これは何かと聞くと、鴨の血を固めたものらしい。これも美味かった!
全部が美味いのである!
しかし究極は… やはり『夜市』である!
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ここには正直、美味すぎて参った!!
食べる物全てが美味いのである!そして安い!『夜市』のこの喧騒の中で、適当に歩きながら、または青天井に並べられた座席に腰掛けて食べるのだ。
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ついに今回、『臭豆腐』にチャレンジした。異様に臭い。
しかし、それを浸されたタレと絡め、ラー油のような辛いソースをちょちょっとかけて食す。臭いけど美味い!美味い!!
これは間違いなく揚げたてでないと食べれないだろうが、台湾人が好むのも分かるような気がした。なんでも経験である。
その他、気になっていた『葱油餅』と『鳥肉飯』は横綱級の美味さであった!
他に食べる物がなくても、このふたつがあれば、オレは1週間問題なく過ごせるであろうと思える美味さなのであった。
台湾にある日系百貨店副社長とこの国について色々話す時間があったのだが、7年近く単身駐在しておられるこのお方も、毎日飽きることなくこういう美味いものばかり食べられているのだろうなぁと思うと、ある意味、羨ましく思えたのであった。
とにかく台湾は美味い!台湾は全部美味いのであった!!
この地への次の出張は恐らく7月、そして10月となろう。
台湾フードがオレの中の台湾市場開拓のプライオリティを上げているといっても過言ではないようにも思えるが、さすがにそうではないとここに記しておこう~。