今日発売の週刊文春の林真理子氏のエッセイで、「卒業」という言葉の使い方に対する意見が述べられている。
テレビ番組の改変期になると、番組スタッフの入れ替えが行なわれ、番組を降板するアシスタントやアナウンサーの、主に女性に対して「番組を卒業することになりました」という言い方で「卒業」が使われることに対する怒りで2ページがうまっていた。
本当は、お前なんかいくらでも替えがきくのさ! 大した実力もないし、もう飽きてきたから、若いこにチェンジするよ! というのが真相なのに、それを表面的にきれいにつくろうために「卒業」という言葉を使っている。その使い方がいつの間にか一般化してきて、どんな人が相手でも「卒業」という言い方がされるのは失礼ではないか! という主旨。
この意見には私も共感する。一方で、ある場所、ある段階から、次の段階へ移るときに「卒業」という言葉は便利でもあるなあとも思う。
「卒業」というからには、十分に勉学をして習得し、次の段階にいってもいいんだよという場合に使うならOKかと思う。
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