TacoToma

タコとトマトが好き。
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「魔王」のパク・チャンホン監督インタビュー⑤

2010-11-03 20:14:29 | 엄태웅

人物の表情を極端なクローズアップでたくさん捉えられたし、特に顔はクローズアップして半分だけ捕まえる破格的な演出を試みましたがどんな意図があったんですか?

クローズアップは心理描写のためでした。俳優たちの演技その他にもクローズアップを通じてつかみ出すことができる色々な要素があります。特に照明をどのように使うかによりクローズアップで表現できる心理が多様ですね。スンハの顔を半分だけ捉えたことは意図的演出ではありませんでした。撮影をしながら瞬間瞬間直感的にすることになることが多いのですが、半分の顔は序盤にスンハとオスの友人たちがバーで会う場面を撮影してふと浮び上がったのです。 普通は人物の顔が全部見えてこそその人に対する情報を全部わかる考えます。 だが、画面の外に出ている半分はいったいどんな顔であろうか? と、人々がふと恐れることもありそうだという気がして試みることになりましたよ。

 

 

 

事件の発端と終わりが廃車場です。廃車場を選択された特別な理由があるのですか?

企画当時にテフンが死ぬ場所はどこでなければならないだろうか。実際に人々が廃車場に行ってみることはそんなに多くはないでしょう。ちゃんと働いた車が死んでいる所が即ち廃車場でしょう。やたらとゆがんで寿命がきた無生物と、この子供たちの一方を無生物化させようとする加害者集団、これらの間に相通じる何かがありそうで廃車場を選択したのです。廃車場がもしかしたら非現実的であることもあるけど、そのシーンには最も適合した場所ではないか考えました。

 

 

 

ひょっとして本来の台本の内容と違った場面もあるんですか?

6回序盤にオスが宅配で受けた手紙を読む声が聞こえてスンハが道に立っている場面があるんですが、実際台本にはスンハがプールで底にずっと沈んで水面上に浮かび上がるシーンでした。プールに移動をしようとすると三,四時間必要とするので、その時間ならば他の四五シーンはとることができる時間だと避けられなくて変えることになりました。 作家先生がそのように書かれた時は明らかに表現しようとするところがあるのに、監督が変えた時他の解釈になってはいけないから非常に気になりましたよ。 監督としてはそのように時間と台本の間で悩むことが最も苦しいことですね。

 

 

 

スンハとヘインがスゴンの農場に行って雨をよけるシーンも台本にはなかった設定と知っていますが…

スンハとヘイン二人のメローを表わすだけの補充シーンが必要だったのですが、キム作家があまりにもお忙しいから私がしてみるといって作った場面です。本来台本には太陽の光の下を二人歩きながら背が高いスンハが自身の影でヘインに陰を作る内容でした。スンハが誰かのために配慮をしながら徐々に人間愛が回復しているとのことを見せるとても意味のあるシーンでしたが、私がメロー的な部分にもう少し欲張ってみました。 それで幼い時期二人が共に雨をよけた場面を考え出してその連結線上で作ったんですが後ほど金先生に称賛を受けました。(笑い)

 


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