「イニョプの道」見終わる

身分制度のいやらしい話。まあ、韓国の史劇には、両班と奴婢の話が多いのだけれど、逆族となれば両班でもにされてしまうという制度があり、ヒロインのイニョプは重臣だった父が謀反をしたと濡れ衣を着せられて、になってしまうわけ。しかも婚礼のその時に連行される。

結婚相手だったウンギはいい人なんだけど、どうしようもない。そのウンギに片思いをしていたイニョプの友人ユノクは、になったイニョプを自分の家の使用人にしていびりたおす。

両班だった時のイニョプは気位が高く、ウンギの家の下女がイニョプの靴をはいたので、そんな靴は二度と履けぬといって、輿まで絹を敷かせて歩く。今でも韓国人の留学生なんかは、日本で語学学校の先生などをしても決してコンビニの店員のアルバイトなどはしようとしない。なので、コンビニで働いているのはたいていが中国人だったりする。ほんまにもう、国民性と言うのはずっと崩れないんだねえ。すごいブランド志向が強いしね、何でも名前で判断して中身をなかなか見ようとしない。

イニョプの父が無実の罪を着せられた背景には、ややこしい王室のごたごたが関係していて、その謎ときと、イニョプの家の再興が大きな流れとしてあるんだけど、物凄くややこしくて、そこへもってきて、ラブストーリーがあるので、結構めんどくさい。ただ、王室の女性たちのドロドロではないので、まだ少し新鮮味はある。