インターネットであらゆる情報が探せる今日この頃ですが、やはり本を買わないと接触できない世界もあるものだと思わせてくれたのがこの「ワキから見る能世界」(安田登著)です。
まだ全部読破できていないので、さわりの部分で感じたことを・・・。
この本の冒頭は「台湾」から始まります。意外性を狙ったのだと思いますが、著者が台湾で能を演じた後、やはり日本の能楽師の指導で能を演じた台湾人の演劇を学ぶ学生と交わした話から始まります。
安田さんは、いろいろな地方で公演したあと、少しその町や周辺に残って、うろうろするのがお好きなようですが、そんな時に限って、まるで能のワキがストーリーの中で遭遇するような不思議な体験や出会いがある・・・というのが言いたかったことのようです。
ワキというのは旅の僧とかが多くて、見知らぬ土地を放浪していると、不思議な体験をするのです。そう、あやしげな女が現れたかと思うと、何やかやと事情を話し、そのうち消えたかと思うと、鬼になって現れたりするのです。
だから、公演のあとに少し放浪してみた時に、不思議な体験や人との出会いがあるというのは、ワキそのものだというわけ。
そんなこんな話と、もっと深い能の世界が語られているこの本。なかなか面白いと思います。
まだ全部読破できていないので、さわりの部分で感じたことを・・・。
この本の冒頭は「台湾」から始まります。意外性を狙ったのだと思いますが、著者が台湾で能を演じた後、やはり日本の能楽師の指導で能を演じた台湾人の演劇を学ぶ学生と交わした話から始まります。
安田さんは、いろいろな地方で公演したあと、少しその町や周辺に残って、うろうろするのがお好きなようですが、そんな時に限って、まるで能のワキがストーリーの中で遭遇するような不思議な体験や出会いがある・・・というのが言いたかったことのようです。
ワキというのは旅の僧とかが多くて、見知らぬ土地を放浪していると、不思議な体験をするのです。そう、あやしげな女が現れたかと思うと、何やかやと事情を話し、そのうち消えたかと思うと、鬼になって現れたりするのです。
だから、公演のあとに少し放浪してみた時に、不思議な体験や人との出会いがあるというのは、ワキそのものだというわけ。
そんなこんな話と、もっと深い能の世界が語られているこの本。なかなか面白いと思います。
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