(このブログは2006年に書きました)
話題の阪神。
村上ファンドに端を発して結局阪急との統合への道を選んだ。
総会は、突然出席しても議題を否決できるものではないんだということだ。
前もって根回ししておかないと。
株主組合みたいのを作って、世論ならぬ株主論を動かさないとどうにもならない。
ものいう株主は必要だけど、本当に経営を考えた発言でないと意味がない。
村上ファンドの言い分は、その点では未熟だったようだ。
阪神と私の付き合いは・・・といっても、乗客としての付き合いは長いから、この会社が何をしてきたかはよく知っている。
大阪と神戸を結ぶ短い区間は、おいしい路線だし、ちょうど中心にある甲子園にレジャー施設をつくって、大阪と神戸の両方から客を呼んでくるというビジネスモデルは素晴らしい発想だ。
比較的最近、長年の懸案だった西宮駅付近の高架化が完成したが、夙川の上にある香枦園駅には川の見えるバルコニーがある。美しい川沿いの風景が見えるようにとの配慮であり、なかなか気が利いている。
こういうことも、無駄と言えば無駄なのだが、どことなく優しさがある会社だ。
体質の違う阪急と、今後どうなっていくのか見守りたい。
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