「私はチャン・ボリ」見終わる

韓服の名家ピスルチェをめぐる骨肉の争いが描かれるのだが、夜逃げするような母子家庭に育ったミンジョンの悪女ぶりがすごい。これでもかこれでもかとウソをつきまくり、ピスルチェを我が物にしようと画策する。実は、この母子家庭に、ピスルチェの孫娘ウンビが引き取られ、ミンジョンと姉妹として育つが、ミンジョンは意地が悪く、ウンビ（この家での名前はボリ）をいじめたり利用したりするのだが、ウンビ（ボリ）は不思議な図太さと人の良さでたくましく育つ。

ミンジョンはウンビ（ボリ）の絵や話をまるで自分のもののようにして、行方不明のウンビを探そうとウンビの実の両親が企画した企画展に応募して、ピスルチェの援助を受けることになるのだが、何と８歳で家出して、自分は孤児だと偽り、ウンビの実の両親の同情をかって勉強させてもらい、ついには養女になってしまう。その間、実の母親を利用したい時だけ利用するのだが、実の母親は我が子可愛さに、ミンジョンに頼まれたウソや悪事をしてしまう。その辺の母親の心理が良く描かれている。

また、韓服（韓国の伝統衣装）の話も沢山出てくる。やや長いお話で、ネタバレになるから書かない色んな要素もあるが、悪女ミンジョンのウソのつき方を勉強したい人は是非見てください（笑）。