
このタイトルに惹かれてワンクリックしました。
期待以上の本でした、と書いたら著者に失礼になるのでしょうか?でも、どのページを開いても何かを感じさせることが書かれていて、タカ長のような高齢者ばかりでなく、もっと若い世代の人にも読んで頂ければ、間違いなく満足されると思います。

著者は大峰千日回峰行もされた慈眼寺の住職と言うことですが、正直言ってタカ長はまったく知らない人です。
お山に行って、何も気づかず、悟らず、帰って来るのは、
宝の山に入って何も手にせず、帰ってくるようなもの。
今日一日という宝に、気づいて、日々をおろそかにせず、
人生を無駄にせず、その瞬間を大切に、、、、、、。
タカ長は宗教的な登山をしているわけではありません。普通に歩いているだけですから、何も気づかず、悟らず帰ってきていることになります。これでは著者に叱られそうですね。
でも、ひとつだけ実行していることがあります。
石ころひとつでも良いから、邪魔になるものは取り除いておく、と言うことです。
タカ長の発案ではなく、誰かに教わったことですが、、、、、
山に行って何もしないで帰ってくるのはその人だけの登山ですが、石ころひとつでも取り除いて登山道を修復(?)すれば、その登山は自分だけの登山ではなく人さまのための登山にもなる。
そのようなことを教えられ、これだけは実行しています。

優しさと笑顔を忘れずに生きていれば
いつのまにか雨がやんでお天道さまが顔を出し
晴れ間がひろがっていくように、私たちの心も
晴ればれとした境地を迎えることができるようになります。
何気ない言葉ですが、このような言葉に惹かれます。
ぼんくらタカ長には到達できない境地かも分かりませんが、とにかく笑顔を忘れないようにしたいと自戒しています。

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