朝早くから出かけました。
郷原自然観察会へ行くためです。会場は広島県呉市の「郷原まちづくりセンター」で、主催は「ひろしま自然の会」です。会長(右端)も副会長(左手前から二人目)もタカ長の鳥友です。
お二人とはご無沙汰が続いていましたが、ひょんなことから今日出かけることになったわけです。
今日の予定は屋外での野鳥観察でしたが、あいにくの雨だったので、室内での講座に変更されました。
その講座で勉強したことのひとつです。
タカ長たちがタカの渡りを観察しているときアサギマダラが渡って行くのを見ることがあります。特別珍しいことではないので、記録らしい記録を取ったことはありません。
でも、何事も勉強しないといけません。
当たり前のことでしょうが、アサギマダラにもオス、メスがいます。しかし、そのようなことを考えてアサギマダラを見たことがありません。
また、アサギマダラと言えばフジバカマの花が好きだと思っていましたが、ことは単なる好き嫌いの問題ではないことを知りました。
アサギマダラのオスは、春にはスナビキソウ、秋にはフジバカマに集まりますが、それはそれらに含まれる「ビロリジジンアルカロイド」を取りこまないと性ホルモンを分泌してメスを呼ぶことが出来ないからです。
要は好き嫌いの問題ではなく、子孫を残すために必要な行動なのです。
その繁殖ですが、タカ長は何となく年1回だと思っていました。
タカと同じように春に繁殖のために日本にやって来て、秋には繁殖を終えて南に帰ると思っていましたが、それはタカ長の誤った認識であることを教わりました。
春の北上中に繁殖、秋の南下中に繁殖と言うパターンのようです。
何気なく見ているアサギマダラですが、一歩踏みこむと面白いものだと感じました。
以上の資料はネットで公開されている「白山のアサギマダラ」(石川県白山自然保護センター)によります。
講座で紹介されたのですが、よくまとめられたいい資料です。これを読むとアサギマダラのことが良くわかりますから、関心のある人はネットから取り出してご利用ください。
朝から雨模様で、帰るときは怖いくらいの雨が降りましたが、それでも出かけて良かったと思います。
何事も知ることは楽しいことですね。
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