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堀辰雄の「風立ちぬ」を一気に読みました。
大枚200円をはたいて電子版を買ったので読まないわけにはいけませんね。(笑)
堀辰雄とか、立原道造の詩や太宰治の作品などは青春時代に親しんだものです。堀辰雄の「風立ちぬ」もそのころ読んだのですが、あらためて読んでみると何もかも忘れてしまったような気がしました。
風立ちぬ、いざ生きめやも。
このことばは忘れませんが、そのほかには節子がそのころ不治の病と言われていた結核を病んでいて、信州のサナトリウムに主人公と出かけた、、、、
と言うようなことしか記憶に残っていませんでした。
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堀辰雄とは直接的な関係はないのですが、青春のころの読書のことを思うと浅間山に登ったことが思い出されるのです。
独りで浅間山を歩いているとき、静岡県から来た二人連れの登山者と意気投合して、下山後かの有名な「油屋」に泊まったことが忘れられないのです。
薄汚れたタカ長たちが格式のある旅館に泊まれたことが今でも信じられないのですが、その油屋に立原道造や佐藤春夫の色紙が飾られていた記憶はあります。
しかし、堀辰雄のものがあったかどうか、その記憶はありません。
そのような他愛ないことが今も忘れられないのは、そのころのタカ長にとって信州は憧れの地だったからでしょう。