タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

上には上が

2022-01-23 08:05:40 | 山歩きから
日本の山はどこへ行っても高齢登山者が目につきます。タカ長も一応高齢登山者のつもりで、「とりあえず90歳まで山歩きを継続する」と公言して、チョッピリいい気になっていることがあります。

しかし、このコラムを読んで、82歳でいい気になっている鼻をへし折られました。まず、そのコラム記事をご覧ください。

    

年重ねて知った山の恵み

75年ほど前。学校の山岳部で北アルプスに登った。ウルップソウに、コマクサ―。雨だったが、ガイドから教えられた高山植物の名前は若い頭にしみ込んだ。以来、私は山マニアになった。93歳。この年まで背は曲がっていないし、長い道のりも歩ける。家事一切を自分でこなし、自転車にも乗る。
 時々たまらなく山へ行きたくなる。新年早々、1人六甲山を歩いた。すれ違った男性から年を聞かれた。「単独の最高年齢は86歳。男性でした。しかし、上には上がいますね」。驚いた様子だった。
 主人(88)は昨春、けがで3か月間入院した。退院後、外出は車いす生活になった。私は、老老介護の毎日だ。その主人も山登りで足腰を鍛えていた。そのせいか、支えがあれば歩けるようになった。あんなにベッドに寝ていたのに。最近はリハビリと称して、私が車いすに乗せてもらっているくらいだ。
 夫婦ともに、山のありがたみを感じている。
 ちなみに、私はスキーも大好き。今シーズンも私より若い70代の友に誘われて、JRの夜行で信州白馬に行く。帰ったら笑顔で老老介護だ。

                   兵庫県尼崎市   浅野 初子  無職 93歳


    

ひと口に登山者と言っても人それぞれです。タカ長のように山岳会落ちこぼれクラスの登山者もいれば、エベレストに独りで登る登山者もいます。この浅野ご夫妻の山歴を知る由もありませんが、どのレベルの登山者も、運動らしい運動をしなかった普通の人から見ると化け物みたいに元気だと思っています。

そのためチョッピリ自慢らしいことを言ったことがありますが、このコラムを読んで深く反省しています。いくら後期高齢者と言っても、「老いの山」と言う言葉は使わないほうが良いのかも?

    

93歳で夜行便を利用して信州行き。上には上がいると言うことですが、負けたくないなぁ。タカ長もまだ腰は曲がっていない、と思っているのですが、、、、、、。

これは引き出しの隅から出てきたもの。コラム欄だけ切り抜いていたので、どの新聞のいつのコラムか、まったく分かりません。

コメント
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