
オミクロン株が急増して世の中は蜂の巣をつついたような大騒ぎですね。
このような感染者数のグラフだけが連日報道され、自治体のトップが慌てふためいている姿は、タカ長の目には喜劇に見えるのですが、、、、、、。
春遠し今や喜劇のコロナ病 鷹蝶
誤解しないで下さい。タカ長はコロナを軽視しろと言っているのではありません。
コロナは厄介な感染症で慎重に対応する事は大切です。しかし、その対応が幅広い数字を見て、冷静に行われていないように感じているのです。

コロナ禍の初めころ、ウイルスが肺機能をおかし、その治療の最後の砦として報道されていたのがエクモでした。
エクモが不足して助けられない命がある、と言うような報道があったように記憶しています。しかし、そのエクモは1月23日現在、日本では1台も使用されていません。その意味を考えないといけません。

青い部分はエクモを使わなくなったところ。使わなくなったエクモが多くなれば、使っているエクモが少なくなる。当たり前の理屈です。
これらのグラフは日本救急医学会のホームページから借用したものです。誰でも簡単に見ることが出来ます。

国のトップや自治体のトップはタカ長たちが入手できない、数字に基づいた資料があるはずです。
でも、その数字をもって議論する姿は見えてきません。ことは医学の問題、科学の課題のはずなのに、その根幹である数字は感染者数だけ。
少なくとも報道されているのはその一面だけ、それが喜劇に見えてくるのです。

ソーシャルディスタンスの目安は2mといわれますが、これは無風かつ立ち止まった状態が前提です。運動をしている人の背後などはさらに遠くまで飛沫が届く可能性もあるので、先行者との間隔はできるだけ広く空けましょう。
これは「山と渓谷」2020年7月に掲載されている、さる国際山岳医のコメントです。
一見すると何も問題ないようですが、コロナについてほんの少しだけ勉強すると、このような指摘はアニメの世界のことに見えてきます。
筆者は国際山岳医としては一流の医師でしょうが、本当の意味の感染症の専門家ではないはずです。その医師がしたり顔でこのような発言をする。その発言を受けて世の中が右往左往。タカ長には、このような例が多いように見えます。
これではコロナ禍は収束しないと思います。