
昨日、出雲の守様と美耶様の3人組で島根県益田市の大神ヶ岳・赤谷山に登りました。益田市と言っても、隣の廿日市市の北隣の町、山は広島島根県境にあります。今日の更新はお二人の写真も借用しています。

タカ長は何度か登った山ですが、このところ長いことご無沙汰していました。山と渓谷社の「分県登山ガイド」によると、体力度も危険度も星一つの優しい山になっています。だから、暑いとは言っても楽勝登山のつもりでした。
その大神ヶ岳登山、最初は意識してゆっくりと歩きました。赤谷山での昼食時間に合わせるような意味もあってのゆっくり歩きです。

しばらく行くと橋が現れました。あまり古くない橋です。手すりもあるのでタカ長も難なく通過。

平岩のそばを過ぎると岩場が現れてきます。

ここまでかなり遠く感じました。

やっと三坂大明神に到着です。そして、、、、、、その次は、、、、


潜り岩。そこを過ぎると、、、、

1982年のくにびき国体の「炬火採火の地」を示す石碑。
ひろしま国体はそれより早くて、タカ長が小学6年生の時、その思い出話をしながら分岐点に着きました。
ここを右に行くと大神ヶ岳に到着です。



このあたりまでは余裕。広い風景を楽しみながら休憩しました。

美耶様とツーショット写真。ご覧のように絶壁ですからタカ長の腰が引けています。このようなところを歩きまわれるほとタカ長の足腰はしっかりしていません。

分岐に戻って赤谷山を目指します。
タカ長のイメージでは大神ヶ岳から赤谷山への縦走は大きなアップダウンも無くて、「楽勝コース」のはずでした。ところがどっこい、これからが大変でした。標高1000メートルくらいの尾根歩きなので、裏山歩きよりは楽だろうと思っていたのですが、昨日は今年一番の酷暑日でした。
縦走を始めた時間は、裏山歩きで「いつもの駐車場」に帰って来る時間になります。そのようなこともあって汗だくの山歩きになりました。

ルートが茂り始めたところもありましたが、そのことは問題になりません。それより、ルートが風下になって無風になったとき。
眉のところから汗の水滴がポタポタと落ちてきます。滝のような汗と言うのはこのような汗のことなのか???
そのような状態で歩きながら青春のころの山歩きを思い出していました。

これは赤谷山方面ですが、その時の登山は大峰山登山。
その頃は玖島別れからスタートして大峰山に登り湯来温泉でのロングコースです。その日はその年一番の暑い日でした。そして、、、、、、
その頃は今では考えられないことですが、登山中は極力水を飲まないように指導されていました。そのような登山を何とか無事に済ませました。
しかし、その日から固形物を受け付けなくなり、流動食の日が一週間くらい続きました。それでも何とか大事に至らなかったのは若かったからでしょうが、今では考えられない酷暑登山です。

昨日の水分摂取量は増えて、緊急用に持っている500ミリリットルの水もほとんど消費しました。
そのような焦熱登山ですが、余裕で(?)花の撮影。

赤谷山の手前には特徴ある岩峰があります。そこを過ぎるとすぐに山頂、と言うようなイメージでしたが、この先にロープが設置された急登があり、その先のピークからいったん下りてから登り返したところが赤谷山の山頂でした。


そのような山歩きでしたが、昨夕も今朝も固形物を食べることが出来ましたから、一応問題ナシの登山だったのでしょう。しかし、ひとつ間違えれば大変なことになることを実感しながらの登山でした。
そのような状態ですから、山頂までの所要時間は140分。分県登山ガイドの所要時間は85分になっています。この数字を見るだけで昨日の登山の様子が分かるようです。

昨日の記録です。
タカ長の実感とは合わないことが多いYAMAPのペース表示ですが、これだけは実感に合っています。このようなノロノロ登山ですが、84歳を過ぎて、ひとまわり若いお二人の足を引っ張ったとはいえ、特別な迷惑をかけることも無く歩き切ったのですから、「立派なものだ」と密かに自負しています。