五木寛之の本を読んで韓国の法頂(ポプチョン)禅師を知り、それが縁で法頂禅師の本を愛読するようになりました。その深い内容に惹かれてのことですが、もう一つ理由があります。
その本の随所にタカ長曽遊の地が出てくるのでとても親しく感じるのです。
プサンから慶州に行くバスの窓からこのような岩山を見て、どうしても登りたくなりました。調べてみると「鷲」とか「棲」とかいう字が見えました。鷲が棲む山、というような名前なら、ホークウォッチャーとしては登らざるを得ません。
と言うことで、2006年5月に女房殿と登りました。あの山に向かって左から登り、尾根を歩いて右側から下りました。
尾根の上は広くて高原状のところもありましたが、山頂部は岩山でした。その頃は若かったので、この程度の岩山なら外国の山でも怖いとは思いませんでした。
記念写真です。若いですね。
事前に調べて、その日歩くコースは頭に叩き込んでいましたが、山頂で一緒になった地元の登山者に確認することも忘れませんでした。言葉が出来ないので身振り手振りの確認です。
山頂でのんびりしてから下山開始。想定通り下山コースを見つけて中腹まで下りると彼が待っていました。
そこから下にはルートが分り難いところがあり、タカ長たちをガイドするために待っていてくれたことが分かりました。どこの登山者も親切といえば親切ですが、それにしても有難いことです。お蔭まさで無事に通度寺(トンドサ)に下山できました。
それとは別の機会ですが、鳥友と通度寺に行ったことがあります。そのときはイベントが行われていてタカ長たちはそこで昼食をご馳走になりました。
それは有難いのですが、タカ長は何か悪いものを食べたのか、そのあと腹ぐあいが悪くなり、その夜、鳥友たちが旨いものを食べに行ったのを横目に、タカ長はホテルで休む羽目になりました。
通度寺にはそのようなほろ苦い思い出もありますが、それでも3回行った寺ですから、その名前を目にするといろいろなことが懐かしく思い出されるのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます