土曜日、愛知県西尾市の国宝金蓮寺の「阿弥陀堂」に寄る。この地は忠臣蔵の仇役の吉良家の領地でありました。
13世紀の建立。県下では最古の木造建築の国宝です。
盆休みとなりカミさんと娘の三人でいきました。
檜皮葺(ひわだぶき)の屋根が美しい。修復以前は維持管理の容易な瓦ぶきだったそうだ。
規模は大きくない。簡素な造りです。屋根の右側奥に庇(ひさし)が張りだし、非対称になるのがたのしい。堂内の須弥壇には阿弥陀三尊像が納められている。
鎌倉中期といえば、法然・親鸞等の念仏が盛んとなった時代です。さぞかし多くの参詣でお念仏が絶えなかったことでしょう。
炎昼や 南無阿弥陀仏の 声一つ
端居する 深き庇の 阿弥陀堂